
長い休みが終わる時には、
気持ちが沈んでしまうことがあります。
〇「学校に行きたくない」と
本当は言いたい
〇「学校に行きたくない」と
子どもから言われたことがある
におすすめの一冊です。
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<私はこんな人です>
・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年
B型でひねくれものなので
発売されたばかりで
題名を聴いたことがある本よりも、
今現在は埋もれてしまっている
良い本を紹介したいと
思っています。
図書館に置いてある本
(すぐ予約できる本)を
中心にご紹介しています。
★noteでは読書環境や勉強環境を
整えるおうち整理ポイントの
発信をしています。
毎週(月)くらいに
更新しています。kohime|note
★絵本の紹介などは
㈫㈬㈭に
インスタグラムで
発信しています。
https://www.instagram.com/kohime_bookshelf
私は幼い頃から本が大好きで、
国語の成績はいつも
トップ層でした。
私立女子中に通う
中2長女(一の姫)、
2026年中学受験予定
小6次女(ニの姫)も本が大好き!
国語の成績だけは
偏差値60を毎回のテストで
越えます。
読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、
購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。
概要
発売日:2021年8月12日
自身も経験者である不登校新聞編集長が、
20年の取材を経て伝えたい、
子どもとの向き合い方。
学校へ行きたくない子どもに
どう対応するかといった具体的な
アドバイスから子育てのノウハウまで、
多くの親子が悩み傷つきながら
獲得した知見を1冊に。
教育・保育学が専門の東京大学名誉教授・汐見稔幸氏、
N高を創設した角川ドワンゴ学園理事の川上量生氏との対談も収録。
目次(一部)
1章 子どもがのびのびと育つためにできること
・子どもは雑談したがっている
・子どもに提案するときはひと呼吸置く
・子どもは親の笑顔が好き
2章 子どものSOSをキャッチするためにできること
・代表的な5つのSOS
・子どもに率直に聞いて大丈夫
・数日休むと学校に行きたくなる
3章 子どもが学校に行かないときにできること
・「なんで学校へ行けないの?」はNGワード
・勉強はいつでもできると開き直る
・子どもの社会性は家庭で育つ
4章 子どもの将来のためにできること
・不登校経験者の85パーセントは進学する
・弁護士からタレントまでさまざまな職業に
著者
石井志昂(いしい・しこう)
1982年、東京都生まれ。
中学2年生から不登校となりフリースクールに通う。
19歳から日本で唯一の不登校の専門紙である「不登校新聞」のスタッフとなり、
2006年から編集長。
20年からは、代表理事も務める。
これまで、不登校の子どもや若者、識者ら400人以上に取材をしている。
「あさイチ」「逆転人生」(NHK)「news zero」(日本テレビ)
「報道特集」(TBS)などメディア出演も多数。
読んだ感想
誰に向けて書かれているのかが
とても分かりやすい本です。
この本を読みたいと思ったきっかけは
ネットニュースの記事でした。
ニの姫が小2の夏休みの頃に
起きていた状況が
まるで隣で見ていたかのように
書かれていたからです。
日ごとわが家に起きていた出来事が
順を追って書かれていて、

すごい!怖っ!!!
と思いました。
たとえば・・・
- 休み始めたら「膿みを出す」時期
眠れなくなったり、
いらだちが止まらなかったり、
苦しい状態。
でもこれは不登校になったから
苦しいのではなく、
休むまでに受けた傷が
苦しく深刻だったという意味。寝てばかりいるという状態でも、
極度の緊張で疲れ果てた身体を休めているだけ。”十何時間寝ていても、
子どもが安心しているからこそ眠れているんだ”と見守る。 - 次の段階「感情の噴出」時期
ものすごく甘える(赤ちゃんがえりのように)、
急に怒り出す、
突然泣き出す・・・など
感情のコントロールが出来ない状態になる。 - 3段階目「自分に起きたことを話し出す」時期
最初はテレビの話とか、
昔におきたこととかを脈絡なく話す。
たとえば幼い頃に
ママに怒られたとか急に話しはじめて
泣きだすこともある。 - 4段階目「親離れ」の時期
もう一度
一人で歩き出そうと思えるようになる。
必ずしもこのとおりに
スムーズにいくわけではなく、
それぞれの段階を
いったりきたりすることはある。
不登校だから
おかしくなっているのではなく、
PTSD(こころの傷)において
起こるものだと
いうことを忘れないでほしい、
と書かれていました。
これは臨床的にすでにわかっている
プロセスのようです。
私は全く知りませんでした。
こんな時期を通ることを
知らなかった私は、
ニの姫がおかしくなって
しまったのではないかと
不安になることが多々ありました。
苦しかった小2の夏休み
夏休みの間、
毎日、毎晩、ニの姫の
揺れ動く感情についていくのが
とても大変でした。
確かに今、振り返ってみると
この流れで過ぎた気がします。
『膿みを出す時期』は
夏に比べると軽くなりましたが、
今も突然泣き出したりすることもあります。
あとはHSCもあいまって、
ドラマを観て泣いたり、
私が話した言葉に感動して泣いたりと
とてもではないけど
8歳とは思えないところで涙を流します。
それだけ「感受性が強い子」、
なのだと思います。
子どもの気持ちの整理がつくまで、
長く時間がかかったとしても
肝心なのは
心の傷が癒えるかどうか。
段階を踏みながら、
本人が気持ちの整理をつけて
成長していくのを見守るしかない、
と学びました。
親のカウンセリング
そして一つ
不思議だったことも謎が解けました。
娘たちのカウンセリングが始まるとき、
(実は長女も担任の先生が苦手で行けなくなっていました)
カウンセリングの先生から

娘さんの家での様子を
聞きたいので、
おうちの方も一緒に娘さんとは
別々の部屋でお話させてください
と言われました。

いつもそばにいる親とも
話したいというのは
確かに当たり前のことだよなぁ
と何も疑わず、
受け入れていましたが、
この本には
子どもと密に
つながっている人も
辛いから
サポートが必要だと
書かれていました。
一番辛いのは子どもだけど、
日々子どもに寄り添い、
子どもの話に耳を傾けている
大人も消耗してしまう。
その人の聞き手になってあげてほしい、
と書かれていました。
確かにニの姫に寄り添う
私・パパ・一の姫も辛いです。
ニの姫が精神不安定で何もできないし、
ひどい時はずっと抱きしめていて
ごはんすら作れないし、
私も疲れていました。
今も急に昔のことを
持ちだしてきて話したりするので、
完全に元通りになったとは思えません。
夜 また元のように暮らせる未来が
見えなくて
私がなかなか眠れなくなる日も
あります。
それでも、夏の時のように、
ニの姫の笑顔が消えてしまう
ことだけはもう絶対嫌なので、
姫たちを信じて
応援し続けたいと思います。
読んで良かったです。
こひめのひとりごと 2023年3月31日 追記
今日で現学年が修了します。
この一年は私が毎日学校まで送っていき、
こうした精神不安定はなく、
落ち着いて過ごせました。
新学期が始まってすぐは
先生とクラスに慣れるまで、
登校を嫌がるときはありましたが、
そういう日は無理に行かせませんでした。
でも新担任の先生が
とても良い先生だったので、
うまくその気にさせてくれて、
すぐに楽しそうに
登校してくれるようになりました。
この一年は一の姫もニの姫も
特に大きな心の変化もなく、
過ごすことができました。
ですがまた4月がやってきます。
どのようなクラスで、
どのような先生になるか
わからないので私も不安です。
特に一の姫は最高学年。
中学入試も控えるので、
クラスと担任の先生は結構重要です。

もし嫌な先生で、クラスメイトにも恵まれなかったら、
私は登校しません!
と、今から言っています(笑)
でもこう宣言できるのはとっても良いことだと、
ニの姫がお世話になっている
先生から言われました。
確かに言葉にできるということは、
本人も素直に
心をさらけ出せてるということだし、
親としても休ませる心構えができます(笑)。
毎朝の学校までの送り
今年も毎朝、
私が姉妹を学校まで送ります。
登校班という制度をとっている小学校で、
姉妹を毎朝送っていくのは
周りからどう見えてるのだろう、
と気になることもありましたが
もう、元気に
笑顔で楽しく通ってくれるなら
周りの目なんてどうでもいいや!!と
私も思うようになりました。
私の健康のため、
これからも毎日歩きます!!
こひめのひとりごと 2024年4月5日追記
この春、一の姫は無事に
私立中学に合格しました。

早く入学式にならないかな~
早く学校始まらないかな~
もう楽しみで仕方ない!!!
……初めて聞く言葉でした。
この言葉を聞くためだけに、
小3から考え始めた
中学受験でした。
学校を楽しみにしている
一の姫の笑顔が見られているだけで、
中学受験頑張ってきてよかったと
心から思えました。
入学式を迎えて、果たしてどんな
中学校生活になるかわかりませんが、
これからも注意深く見守っていこうと
思っています。
ニの姫の次学年に向けて学校との面談
ニの姫は小5になります。
中学受験する意志は変わっていません。
ニの姫が小3から通い始めた
通級指導教室で
ニの姫の様子や、友達の希望、
先生の希望などを
前もって学校(担任の先生)に
伝えておいた方が良いと
アドバイスされました。
小学校は1月後半には
次の学年のクラス分けを考え始めるそうです。
なので、2学期終了時か
3学期始まってすぐくらいには
こちらの希望を伝える面談を申し出て
話をしてきた方が良いと言われました。
担任の先生と、できれば
児童支援コーディネーターや
学年主任の方など
複数いた方が良いそうです。
私は児童支援コーディネーターの先生と
担任の先生が面談に応じてくれました。
ニの姫に事前にどの子と一緒になりたくないか、
どんな先生だと怖いか、
どの友達と一緒になりたいかなどを
理由と共に紙に書いてもらい、
コピーをして先生方にもお渡ししました。
もちろん、完全に希望通りになるとは
思っていませんし、
無理だと承知しています。
それでも伝えることで少しは
考慮してもらえるだろうと
通級指導教室の先生はおっしゃっていました。
勝手な思い込み
私は

友達関係のことや
苦手な先生のことを
個別に話すなんて無理だ、
……ダメだ、
モンスターペアレントだ
と勝手に思い込んでいました。
ですが、
通級指導教室の先生に出会えて
お話をしたことで、
それがダメじゃないと知りました。
ニの姫の場合は
・学校では頑張りすぎる
・苦手な子とでも
仲良くしなければいけないと
思いすぎる
・だから誰とでも
うまくやれているように
先生たちからは見えてしまう
というポイントがありました。
家に帰ってくると
すごくぐったりとしているのですが、
その理由はHSCに
追い打ちをかけるような
これらの頑張りでした。
このことを伝えたら、やはり
先生方は驚いていました。
毎年毎年、仲の良い子とは離され
問題児のような子が
必ずいるクラスに入るニの姫。
私が教師だったとしても
これはちょうど良い人材だ、と
思っていたはずです。
だからこそ、やはり
言うだけ言ってみて
よかったと思いました。
可愛い制服で、
新生活に喜びしかない姉を見ながら、
何も変わらない小学校に
置いていかれるニの姫は
新学年がどの先生で、
どのようなクラスメイトに
なるのかが、とても不安なのだろうと思います。
またもや甘えん坊の時期に入って
”一緒に寝よう”といってきます。
今は思う存分、甘えさせてあげるべき時!
一の姫に了解を得てから
(一の姫も一緒に寝る~!と言ってくるので)、
ほぼ毎晩一緒に寝ています。
少しでも穏やかに、
笑顔が続いてくれることを願っています。
2025年5月20日追記
小6になる前、2025年1月にも個別に
面談をお願いして、
上記と同じことを話して、
渡してきました。
その結果は、
なんと今までで一番良い先生で
今まで何度書いても
一緒になれなかった子たちと
同じクラスという
とてつもなく良い6年生がスタートしました。
毎日楽しそうに学校に行き、
帰ってきては甘えていますが
最高の1年間を送れそうです。
何度も勇気を出して
面談をお願いしてよかった!
ニの姫の笑顔が消えなくて
良かった!
あとは受験勉強を頑張り、
希望の学校の合格をいただければ
言うことありません。
体調管理に気を付けて
支えていきたいと思います。
『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』はこんな人におすすめ
〇子どもが「学校に行きたくない」と言ってきた
〇子どもが朝すっきりと起きてこない
〇部屋やお風呂で泣いているような気がする
〇よく頭痛や腹痛を訴えるようになった

この本を読むと、
親の心構えができます。
不登校は誰でも起きる可能性があります。
いじめとかでなくても、
行きたくなくなることが
あります。
そんなとき親は仕事もあるし、
学校に行かせたくなるけれど、
心の病気は、無理をすると
長引いてしまうこともあります。
親として何もできないから
辛いけれど、
不登校関連の本はたくさんあるので
読みながら時間を過ごすことを
おすすめします。

それではまた。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
進学くらぶ(四谷大塚)にして
1人で勉強しています
私は毎年この時期になると、
子どもたちが悩んでいないか心配になってきます。
私自身も毎年この時期が辛かったから・・・。
あったかくなって桜が咲いて、
気持ち的には明るくなるはずなのに、
「進級おめでとう」の言葉が苦しくなっていませんか?
もし一人で悩んでいたら、
いつでもメッセージくださいね。
絶対に助けてくれる人はいるから、
あなたはそのままで大丈夫だからね。
こちらでも話を聞いてくれますよ。↓
#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク)
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