小さい絵本です。
大人にこそ、読んでほしい
とても心にグッとくる文章です。
〇今、心ない人の言葉に
苦しんでいる人
〇味方なんて誰もいないと
思っている人
〇いじめにあっている人
には心のおくすりになる
おすすめの一冊です。
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私が実際に読んで良いと思ったものを、
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あらすじ 2021年3月16日 初版
私たちが生きる世界にはいろいろな人がいて、
赤ちゃんとママ社 ホームページより
それぞれが違う感情や言葉をもっています。
それらは自分だけのものなのに、
大きな流れや「みんな」に飲み込まれて、
自分を大切にできなくなってしまう。
「逃げちゃダメ」と
言われることが多い世の中ですが、
どうするかは自分で決めていいし、
自分で決めること。
「逃げずに戦うことの大事さを説くお話」がある一方で、
「逃げることで新しい可能性に出会うお話」が
あってもよいのではないか。
著者のそんな思いが込められた絵本です。
にげて さがして、
うごいて うごいて――
ラストは、あなただけの物語に続きます。
著者
ヨシタケシンスケ(よしたけしんすけ)
1973年、神奈川県生まれ。
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。
日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、
児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、
多岐にわたり作品を発表している。
『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、
第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。
著書に、『しかもフタが無い』(PARCO出版)、
『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(以上、講談社)、
『そのうちプラン』(遊タイム出版)、
『ぼくのニセモノをつくるには』(ブロンズ新社)、
『りゆうがあります』(PHP研究所)などがある。 2児の父。
読んだ感想
なんてすばらしい絵本なんだ!!
というのが一番の感想です。
この絵本の中に
「そうぞうりょくを
つかうのがにがてなひと」が、
出てきます。
このページを読んだときに、
あ~私が苦しんでいたのは
(今もそんな人と出会うたびに苦しんでしまうのは)、
こういう人たちだったんだな
と気づきました。
自分が大人になるにつれて、
あからさまに言ってくる人は
(そんなに)いませんが、
それでも
「どうしてこういう言い方(話し方)
しかできないんだろう?」
と感じる人はいるし、
どうして、
この説明ではわからない人が
いたかもしれないな
と考え、
”自分の方に
非があったのかもしれない”と
なぜ少しも思わないんだろう。
たかが一回質問しただけなのに、
どうしてこんなに
自分が見下されたような
話され方をされないと
いけないんだろうと悔しく感じたりしました。
私はHSP(非常に感受性が強く、敏感な気質を生まれもった人)
私はこの
「そうぞうりょくをつかうのがにがてなひと」と
相反する
HSP(非常に感受性が強く、
敏感な気質を生まれ持った人)です。
社会人になってからも、
多々悩みましたし、
母になってからも
新しく何かが変わるたびに苦しくなる時があります。
辛かった学生時代
私は中学生~高校生といじめられていたし、
本当の心のうちを話せる友人はいませんでした。
いつも自分の本当の気持ちを隠して、
笑顔の仮面を張り付けて、
面倒ごとが起きそうになると
自分から悪者になったり
自分が諦めたりして過ごしていました。
そんな経験だらけなので、
「自分が悪いんだ」
「自分は生きていても何もいいことなんてないんだ」
「自分はみんなと違うんだ」
などと考え込んでいました。
そんなつらかった頃を
なんとか生き延びてきて
今の幸せがあるから、
今悩んでいるひとに
伝えたいことがたくさんあります。
あなたは にげていいんだよ
新生活が始まるこの時期だからこそ、
にげてもいいんです。
行きたかった学校ではないところへの進学、
離れたかった人なのにまた同じクラス、
嫌いな先生が担任になった、
望まなかった部署への異動、
引っ越しを伴う異動、
・・・など、
苦しい思いが始まるときでもあります。
ここで楽になりたい。
明日はいらない。
朝が来るのが怖い・・・
そう思っている人もいるでしょう。
でも、死なないで。
死ぬくらいなら、休んじゃおう。
逃げちゃおう。
休んでいると家族から
何か言われる(かもしれない)、
そしたらその家も出ちゃおう。
あなたの味方になってくれる人は
必ずどこかにいるから。
今はネットですぐに助けてくれる場所を探せるし、
無料で話ができる電話相談もあります。
もしネット環境がなかったら、
市役所や公民館、図書館、
学校にいけば
相談窓口のカードが置いてありますよ。
あなたがどれほど辛いかはわからないけれど、
命を捨てる選択だけはしないでほしい。
今はこんな言葉も
綺麗ごとにしか思えないと思うけど、
本当に生きていたら良いことが必ず起こるし、
いつかこんなことで悩んでいたよなぁ~
なんて笑える日がきっとくるから。
だからそこまで生き延びるための
選択をしてほしい。
この『にげて さがして』は
その生き延びるための選択を
うながしてくれる一冊です。
刺さった言葉
にげることは、はずかしいことでも
ヨシタケシンスケ『にげて さがして』より
わるいことでもない。
きみのあしは「やばいものから
にげるため」についているんだ。
この言葉にグッときたら、
ぜひ読んでみてください。
それではまた。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち):文部科学省 (mext.go.jp)
あなたのいばしょ | 24時間365日無料・匿名のチャット相談 (talkme.jp)
もしかしたらあなた(子ども)も敏感な性格なのかも?
HSP・HSCとは
ひといちばい敏感な子
(Highly Sensitive Person・Child)のことです。
音や匂いにとても強く反応したり、
他人の感情を自分のことのように感じたり、
影響を受けてしまう”繊細な気質”を表す言葉です。
一説には人口の15~20%、
5人に1人はHSPだと言われています。
HSPのおもな4つの特徴
①丁寧で深い情報処理ができる
ナンバープレートや電話番号などの意味のない数字の並びに
意味を見出そうとする。
いろんな視点で物事を考えて、
調べものをはじめると止まらない。
②過剰に刺激を受けやすい
日常的に街にあふれる音が、騒音に感じられる。
人混みが苦手。
友だちと過ごすのは楽しいが、疲れてしまう。
音楽や映画、物語に感動しやすい。
③感情の反応が強く、とくに共感力が高い
誰かの悲しい顔を見ると、同じように悲しくなるし、
誰かが怒られていると、自分が怒られている気分になる。
人のちょっとした仕草(貧乏ゆすりとか舌打ちとか、
ペンを机に当てる音とか)が気になる。
④ささいな刺激にも反応する
強い光や日光が苦手。
カフェインなどを摂ると、
身体が敏感に反応して
眠れなくなったり
お腹が痛くなったりする。
小さな環境の変化にすぐ気づく。
服のチクチクする触感が苦手。
☆感受性が強く、
豊かな想像力がある。
☆人を思いやることができる。
☆気遣いができる。
☆小さなミスや改善できる部分に気づける。
これらは、
私の自慢できる特性です!
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