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2024年度中学入試にて
横浜雙葉中
駒場東邦中
立教女学院中 など、
多くの中学校で
題材文となった作品です。
四谷大塚で学ぶ小5国語の
週テストにも出題されました。
〇中学受験生
〇中学生
〇読書感想文の本を探している
という方におすすめの一冊です。
ポチップ
＜私はこんな人です＞
・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年
B型でひねくれものなので
発売されたばかりで
題名を聴いたことがある本よりも、
今現在は埋もれてしまっている
良い本を紹介したいと
思っています。
図書館に置いてある本
（すぐ予約できる本）を
中心にご紹介しています。
本の紹介は（水）（土）（日）に
インスタグラムで
発信しています。
https://www.instagram.com/kohime_bookshelf
幼い頃から本が
大好きだった私。
国語の成績はいつも
トップ層でした。
私立女子中に通う
中1長女（一の姫）、
2026年中学受験予定
小5次女（ニの姫）も本が大好き！
国語の成績だけは毎回
偏差値60を越えます。
読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、
購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。
あらすじ 2023年4月7日発行
好きに生きろよ、野良ネコのように自由に。
村上雅郁『きみの話を聞かせてくれよ』裏表紙より
もやもやした気持ちや、ずっと抱えてきた秘密。
ぼくらの心によりそって、
きみは「聞かせてくれよ」と言った。
吹き抜ける風のような7つの
ストーリー。
ポチップ
著者
村上雅郁（むらかみ まさふみ）
1991年生まれ。鎌倉市に育つ。
2011年より本格的に児童文学の
創作を始める。第2回フレーベル館ものがたり
新人賞大賞受賞作『あの子の秘密』
(「ハロー・マイ・フレンド」改題)
にてデビュー。2020年、同作で第49回
児童文芸新人賞を受賞。
2022年、『りぼんちゃん』で第1回高校生が
選ぶ掛川文学賞受賞。
ほかの作品に『キャンドル』
(すべてフレーベル館)。
カシワイ
イラストレーター・漫画家。
漫画や書籍の装画・挿絵などを中心に
幅広く活動。主な作品に、
『107号室通信』『光と窓』(ともにリイド社)、
『風街のふたり』(双葉社)、
『ひとりの夜にあなたと話したい
10のこと』(大和書房)など。
読んだ感想
ボーイッシュ女子、スイーツ男子。「女の子らしさ・男の子らしさ」から外れた子
「人は、枠組みから外れたやつがいるのが
村上雅郁『きみの話を聞かせてくれよ』タルトタタンの作り方 より
こわいんだよ。だから、自分がわからない
ものに出会うと、
おかしいって言って攻撃したり、
わかりやすいでたらめに
押しこんで、わかった気になったり、する」
「男の子らしさ。
女の子らしさ。」を
求めるのはダメだという空気があります。
でもこれって実際子どもを
育てている私でさえ
判断が難しいときあります。
たとえば
スカート履いているのに
足を広げて座っていてもいいのか？
『スカートを履いているのは女の子』
という概念があるので、
「女の子なんだから、足を閉じて
座るんだよ」って
言っちゃってるんですよね。
たとえば、
ヒーローに憧れる男の子が
正義感から
小さい妹やママを守りたい、
助けたいと、重たい荷物を
持とうとしてくれているのは
いけないことなのか？
「すごい！力持ち！
お兄ちゃんだ、偉いね」って
言ってしまうのは
いけないことなんでしょうか。
なんだか何もかも
話しかけづらい
気がしてしまうのは
私がHSPだからなのですかね・・・・・・。
受け取り方がそれぞれだから
難しいです。
「自分の言葉が目の前の人を傷つけている」という自覚のない人
黄色い笑い声。はじけるような笑顔。
村上雅郁『きみの話を聞かせてくれよ』タルトタタンの作り方 より
無邪気にはしゃいでいる、
自覚のない加害者の群れ・・・・・・。
この言葉は
男の子だけど
見た目もかわいらしく、
しかもケーキ作りが趣味という
この章の主人公が、
勝手な想像から言いたい放題
話すクラスの女の子に対して
思う場面です。
自覚のない加害者・・・・・・。
こういう人たちは
自分たちの言葉が
目の前の人を傷つけていると
思ってないんですよね。
想像力のない人は
本当に多いです。
大人になっても仕事場で
私もやられました。
どうしたらこういう加害者を
減らすことができるのか・・・・・・、
私は読書をすることが一番だと
思っているので
このブログを書いています。
こういう「自覚のない加害者」で
読書が趣味という人に
出会ったことがありません。
読書をすると、
想像力が磨かれます。
読書によって
優しい心が育まれると
信じています。
HSC（HSP）のこと もっと知ってほしい
「あいつが教室に行かない理由、聞いた？」
村上雅郁『きみの話を聞かせてくれよ』ヘラクレイトスの川 より
「悪口がこわいってやつ？」
「そうそう。おまえはどう思う？」
すこしばかり考えて、黒野は言った。
「ときどき、そういう子っていますよ。
とびぬけて繊細で、
ほかの子だったら
とくに気にも留めないようなことに
ひっかかって、
がんじがらめになってしまう子」
「ただでさえ苦しんでいる人に、
自分が弱いせいだから
がんばって強くなれっていう
やつのこと、
おれは信用できません」
これはすごい共感します！！
HSC・HSPの私たちは本当にこんな
感じなんです。
何度も学校見学に行き、ここなら安心して預けられると決めた女子校に通う一の姫の場合
中1の一の姫のクラスは
学年の中でも元気な子が多く
うるさいクラスのようです。
入学当初は、空気になじめず
泣いていましたが、
2日くらいで
すぐに慣れることができました。
中2直前の現在は嫌がらせをされたり、
何かともめ事は
増えてきたようですが（プレ中2病？）、
先生方に圧倒的な信頼がおける
学校なので、安心して任せられています。
公立小では個人面談週間とは別に面談日を設けてもらっています
来年、最高学年になる二の姫は
先日、現担任の先生と、
学年主任の先生と
面談をしてきました。
小3のときから毎年、
「二の姫の取扱説明書」と
二の姫の苦手な子と好きな子を
10名弱ずつ
お話ししています。
取扱説明書には、
苦手なことと
こうすると本人は安心する、などを
書きこんであり、
苦手な子と好きな子は
理由とともに二の姫に
書いてもらっています。
希望が届けられることもあれば
叶わないこともあることは
百も承知ですが、
「たとえ毎日顔を見ている担任であっても
言わなくてはわからないこともあるし、
なんでも伝えておいて損はないから」と
通級指導教室の先生に励まされてから
勇気を出して
毎年面談に行っています。
でも私たちのような
繊細さん家族にとってはクラス替えは
とても大きなことです。
そして、
担任の先生はとても重要です。
来年も良い先生に
受け持ってもらえることを
願っています。
ちょっと話はそれましたが、
『きみの話を聞かせてくれよ」には
最初に似顔絵入りの登場人物紹介が
あります。
色々な悩みを抱えた中1～中3までの
生徒が出てきますが、
このイラストのおかげで
わかりやすく、助かりました。
自分と似た悩みを持つ子、
友だちと似た悩みを持つ子が
いるかもしれません。
どんなふうに解決策と出会うのか・・・・・・
ぜひ読んでみてください。
ポチップ
『きみの話を聞かせてくれよ』を読んだあとの声かけ例
どのお話が一番おもしろかった？ どうしてそう思ったの？
〇○（お子さんの名前）に近い感覚の子はいた？
『きみの話を聞かせてくれよ』はこんな人におすすめ
〇中学受験生～高校生
〇クラス（学校）に居場所がない
〇本当の自分を出せていない
〇人が怖い
〇そんな風に考える自分が弱くて
ダメだと思う
そんな悩みを
抱えていてもいいんだよ、
大丈夫だよ、と
優しく包んでもらえるような物語です。
ポチップ
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
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