「同調圧力」「ハラスメント」
「LGBTQ+」・・・・・・。
今までも悩んだり、
苦しい思いをしていた方は
たくさんいると思います。
私もでした。
令和になり、SNSなどの発達もあり
今まで隠れていた、
隠されていた問題が
表に出ることが多くなりました。
この本は中学生以上に向けて
書かれていますが、
大人にもおすすめしたい一冊です。
〇小学校高学年
〇中学受験生の親
〇中学生
〇高校生
〇働く大人
〇子育てをしている方
〇何かしらのハラスメントにあっている
そんな方におすすめの一冊です。
この記事は、アフィリエイト広告を
利用しています。
ただし、おすすめ商品や掲載位置について
提携先などの関与はありません。
<私はこんな人です>
・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年
B型でひねくれものなので
発売されたばかりで
題名を聴いたことがある本よりも、
今現在は埋もれてしまっている
良い本を紹介したいと
思っています。
図書館に置いてある本
(すぐ予約できる本)を
中心にご紹介しています。
幼い頃から本が
大好きだった私。
国語の成績はいつも
トップ層でした。
私立女子中に通う
中1長女(一の姫)、
2026年中学受験予定
小5次女(ニの姫)も本が大好き!
国語の成績だけは毎回
偏差値60を越えます。
読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、
購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。
本の内容
「いじりって、耐えるべきなの?」
「学習障害ってなに?」
「友だちなら何でも許さなくては
いけないの?」
世界の見方が少し楽になる
広くなる……新しい視点ガイド。
自分を一番大切にするためなら
「逃げる選択肢」があってもいい!
「こども六法」の山﨑聡一郎が、
世界との付き合い方、
自分の身の守り方、
多様な社会で多様な考え方が
できる視点をおしえてくれる。
10のケーススタディから見えてくる、
ちょっと楽になる人間関係入門!
「~でなくてはいけない」
「~しなくてはいけない」
「我慢は美徳」
そんな決めつけられた
1つだけの正解から逃げてみれば、
世界にはたくさんの正解が
いっぱいある。
世界を知って、自分を知って、
友だちを知って、
「今」と上手に付き合ってみよう!
そうすれば、きっと「未来」が
ワクワク楽しく見えてくる!
「正解はひとつじゃない!」
今をうまく生き抜くための
「ともだち」ガイドブック!
悩んだときに使える
「悩み解決マインドマップつき」♪
著者
著:山崎 聡一郎
教育研究者(研究テーマは
「法教育を通じたいじめ問題解決」)、
文筆家として「こども六法」などの
著作がある。
声楽家、ミュージカル俳優、写真家と
しても活躍中。
慶應義塾大学SFC研究所所員。
法と教育学会正会員。
日本学生法教育連合会正会員。
合同会社Art&Arts代表社員でもある。
監修:藤川 大祐
2010年より千葉大学教授。
2015年度より千葉大学教育学部副学部長。
2018年度より千葉大学教育学部附属
中学校校長も兼務。
メディアリテラシー、ディベート、
環境、数学、アーティストとの連携授業、
企業との連携授業等、
さまざまな分野の新しい
授業づくりに取り組む。
学級経営やいじめに関しても研究。
イラスト:茅 なや
マンガ家。
思春期のゆらぎを描いて、
twitterなどでも話題。
代表作に「隣の席のヤツが死ぬらしい」(全4巻)など。
読んだ感想
私が読んだ本は、
紙色も少しベージュがかっていて、
文章は黒色とオレンジ色だったので
少し読みにくく感じていました。
しかし二の姫は
全然読みにくくなかったよ~
と話していました。老眼のせい・・・・・・?
次からの本の画像は水色多めなのですが、
私が読んだ本はオレンジ色でした。
目次・読み方
この本は
- 同調圧力
- いじり・いじめ
- セクシュアリティ
- 児童虐待
- 親との関係
- いろんな個性
- 貧困
- ハラスメント
- 多文化共生
- お金のトラブル
という10のテーマを、
場所を学校に置き換え
身近に起きているように
感じさせます。
それぞれのテーマを、
段階をふんで進み、法律や心の面
世界や大人の世界ではどうかなど
丁寧に説明してくれます。
①悩んでいることを漫画で知る 「あなたならどうする?」
②悩みの問題点を解きほぐしていこう!
③正しい情報や法律について学ぼう!④悩みを解決するためのヒントを読もう!
※この画像はLGBTQ+のケースのものです。
⑤悩んでいた人がとった行動は?⑥問題を広く考え直すコラム
⑦似たような悩みに、こんなものがあるよ!
このあと、⑧知っトクコラムとして、
知っておくと理解が深まるページもあります。
この本の流れを知ってほしかったので
画像のテーマが合っていませんが、ご容赦ください。
両親のケンカ・暴力を聞かされているのも虐待
両親の仲がとても悪く、
お父さんがお母さんに暴力を振るいます。
私はそれを見ていて
お父さんが怖くてしかたありません。
あなたが受けているのは
山崎聡一郎『きみと世界をつなぐ まっすぐ人間関係術 1時間で一生分の「生きる力」2』より
「面前DV」といって、
心理的虐待のひとつなんだ。
たとえば、暴力を振るう音、
激しい言い争いを聞いていれば
寝られなくなるし、
生活リズムが崩れて
体の不調も出てくる。
暴力を振るわれるのを見れば、
将来に残るトラウマ(心的外傷)に
なってしまうことも。
いつ親が怒りはじめるか
わからない家だと、
いつもピリピリした空気を
読みつづけなければいけない。
それはとてもツラいこと。
もっと怖いのは、
自分自身に無力感や罪悪感を
持ってしまうことなんだ。
両親のケンカや暴力が
止められないことで、
自己評価が低くなってしまう。
それじゃ、自分を大切にできないよ。
私の場合は 実父と(母方の)祖母の口喧嘩でした
私は実父の祖母への暴言が激しくて
いつも言いあい・ののしり合いを
しているのを
聞かされ続けていました。
今でも怒鳴り合っていた内容が
頭から消えません。
私も上記で書かれているように
寝られなくなるし、
生活リズムが崩れて
体の不調も出ていました。
いつ父親が怒りはじめるか
わからなくて、
いつもピリピリした空気を
読みつづけなければいけなかったり、
わざと
おどけてみせたりもしていました。
私は祖母の方が好きだったから
守ってあげたかったけれど
父親が怖くて、何も出来ませんでした。
挙げ句には祖母に
「父親がいる時はリビングに来ないで!」
などと言っちゃう始末・・・・・・。
自分自身の無力感や罪悪感は
祖母も亡くなり、
実家(父親)とも絶縁状態になって
10年が経つけれど
今でも消えません。
自分が止められなかったという後悔で、
自己評価は今でも
低いままなのかもしれません。
<参考> 虐待が与える子どもへの影響は心だけじゃない
身体に与える深刻な影響
痛ましい虐待事件によって、法医学のデータが
蓄積されて、子どもの脳や身体に与える影響が
あきらかになってきました。
〇言葉の暴力を受ける
聴覚野という耳の近くにある脳の部位、
コミュニケーションに大事な部分が影響を受けます。
〇両親の激しいケンカを見る/聞く
脳の後頭部にある視覚野という、
視覚情報を一番に
取り入れる場所が
小さくなることがわかっています。
ちなみに暴力と暴言では
暴言のほうが6倍も
影響が大きいそうです。
また虐待を受けると、
身体を守るリンパ球や
T細胞といった免疫系に関わる
「胸腺」という機関が
委縮することがわかっています。
脳は修復することができる!
虐待によって脳が変形したり、傷ついたりしても
修復が可能です。
ポイントは、アタッチメントという親と子の絆。
目と目で見つめ合う(視覚入力)、
手と手で触れ合う(触覚入力)、
ほほ笑む、語りかける(聴覚入力)といった
心理的な結びつきを大切にして、
接していくことです。
また、トラウマに対する心理療法も、
脳の修復に有効です。
「あなたは悪くない」
「あなたを大切に思っている」
と、子どもを見守る態度をしっかり示して、
くりかえし語りかける
「支持的精神療法」が大切です。
山崎聡一郎『きみと世界をつなぐ まっすぐ人間関係術 1時間で一生分の「生きる力」2』より抜粋
今私は実家から(特に父親から)距離を取り、
10年が経ちました。
本当はカウンセリングなどにも
通った方がよかったのかもしれませんが、
今は穏やかに過ごせているので
このまま過ごしていこうと思います。
ただ危篤だとかなったときに
私はどうするのかなと漠然と考えます。
どこか他人事のようなのですが・・・・・・
まだ深く考えたくもなく、
10年かけてやっと落ち着いた
自分の心を守るために
一番良い方法をとるのかもしれません。
中学受験についてもふれられています
私の親は、ありとあらゆることに口出しをします。
「あなたのことを考えて」と親は言いますが、
もしかして「毒親」なのでしょうか?
一般に「毒親」とは、
子どもの人生に悪い影響を
与えるような子育てをする親、
という意味で使われている。
だからあなたが、何か悪い影響を受けているなら、
あなたの親は「毒親」かも?
でも今の親子関係が「おかしいんじゃないか?」と
考えられることは大切なこと。
本当に問題になるのは、子どもが完全に親を信じて、
ガマンして従ってしまう場合なんだ。
なかには、「親の期待にこたえていないと」という理由で、
身体的・精神的暴力を受けることも・・・・・・。
もっとひどくなると、大人になっても
親に支配されつづけて、一生を台無しに
することもあるんだ。
山崎聡一郎『きみと世界をつなぐ まっすぐ人間関係術 1時間で一生分の「生きる力」2』より抜粋
親から中学受験をするように言われています。
でも受験勉強は大変だし、
なぜその中学に行かないといけないのかわかりません。
自分で設定した目標じゃなく、
勝手に設定された目標を
クリアするのはツラいよね。
それに中学受験は、
かならずしなきゃいけない
ものじゃない。
中学受験については、
親たちのあいだで
「中学受験は親の力が9割」
「親ががんばらないとダメ!」
なんて言われていて、
まわりに流された親が不安になり、
がんばりすぎている場合もあるんだ。
受験するのは自分なんだから、
自分の意思を
しっかり伝えよう!
山崎聡一郎『きみと世界をつなぐ まっすぐ人間関係術 1時間で一生分の「生きる力」2』より抜粋
今 テレビ朝日木曜ドラマ
「スカイ・キャッスル」を観ています。
これを観ていると、
ドラマでの設定は高校受験ですが、
中学受験を彷彿とさせます。
私も中学受験2人目となり、
多少余裕が出てきたので冷静に
分析ができるようにもなりました。
本当に上記で書かれているとおりで、
塾に通っていると不安を煽られて、
本とか見て、
「親の力が9割」とか言われちゃったら
本当に焦ってしまいます。
でも子どもが行きたいと思う
学校は数少ないはずだし、
子どもに合う学校で迷ったとしても、
通えるのは1校だけ。
いくら親が当日まで頑張っても
当日受験をするのは子ども自身、
たった12歳、
力が出せないこともあります。
「不合格」という3文字は
とても破壊力があります。
大人の私でさえ、
できればもう見たくありません。
子どもが
心に傷を負ってしまうかもしれません。
だからこそ、子どもの意見を
ちゃんと聞いてあげてほしいなと思います。
笑顔がなくなるまで
やることではないし、
精神を病んでまで
やることではないし、
無理矢理勉強させる
ことでもありません。
それだけは本当に言えます。
ただ、
自分の力を試してみたいなら、
”この学校に通いたいのだ”と
誰にも言われずに
自分から頑張れるなら、
どれだけ頑張って努力をしても
「不合格」を見ることがあると
覚悟が出来るなら・・・・・・
是非家族で挑戦してください。
中学受験は最高の体験です。
それだけは本当に言えます。
『きみと世界をつなぐ まっすぐ人間関係術 1時間で一生分の「生きる力」2』 はこんな人におすすめ
〇小学校高学年
〇中学受験生の親
〇中学生
〇高校生
〇働く大人
〇子育てをしている方
〇何かしらのハラスメントにあっている
今の社会問題がすべて入ったような
本です。
もしかして、これって私のこと?
と気づけたり、
問題を抱えてしまっている子には
解決の糸口になると思います。
子どもにはもちろん、
大人にも読んでほしい一冊です。
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
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