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ヨシタケシンスケさんと
又吉直樹さんの共著です。
本屋さんでもよく見かけます。
私は又吉の作品はこちらで
初めて読みました。
又吉先生ですね(笑)
どうしてもまだ芸人「ピース」の
イメージの方が先行します。
〇小説をあまり読んだことがない
〇笑いたい
〇泣きたい
〇小学校高学年~
魔導書など伝説の本を
手にした気にもなれる
おすすめの一冊です。
<私はこんな人です>
・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSCの子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年
人と違うことをしたいB型なので
発売されたばかりの本でなく、
今現在は埋もれてしまっている
良い本を中心に紹介したいと
思っています。
図書館に置いてある本
(すぐ予約できる本)を
中心にご紹介しています。
私は幼い頃から本が大好きで、
国語の成績はいつも
トップ層でした。
私立女子中に通う
中2長女(一の姫)、
2026年中学受験予定
小6次女(ニの姫)も本が大好き!
国語の成績だけは
偏差値60を毎回のテストで
越えます。
読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、
購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。
あらすじ 2022年7月26日発売
本の好きな王様がいました。
王様はもう年寄りで、
目がほとんど見えません。
王様は二人の男を城に呼び、言いました。
「わしは本が好きだ。今まで
たくさんの本を読んだ。たいていの本は
読んだつもりだ。
しかし、目が悪くなり、
もう本を読むことができない。
でもわしは、本が好きだ。
だから、本の話を聞きたいのだ。
お前たち、世界中をまわって
『めずらしい本』について
知っている者を探し出し、
その者から、その本についての
話を聞いてきてくれ。
そしてその本の話を
わしに教えてほしいのだ」
旅に出たふたりの男は、
たくさんの本の話を持ち帰り、
王様のために夜ごと語り出した―。
お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、
大人気の絵本作家
ヨシタケシンスケによる、
抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!
著者
又吉 直樹
1980年大阪府寝屋川市生まれ。
ポプラ社 ホームページより
吉本興業所属のお笑いコンビ「ピース」として活動中。
2015年に本格的な小説デビュー作『火花』で第153回芥川賞を受賞。
同作は累計発行部数300万部以上のベストセラー。
2017年には初の恋愛小説となる『劇場』を発表。
2022年4月には初めての新聞連載作『人間』に1万字を超える加筆を加え、文庫化。
他の著書に『東京百景』『第2図書係補佐』など。
YouTubeチャンネル【渦】、オフィシャルコミュニティ【月と散文】も話題。
ヨシタケ シンスケ
1973年神奈川県生まれ。
ポプラ社 ホームページより
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。
2013年『りんごかもしれない』で絵本作家デビュー。
絵本作品『りゆうがあります』『もう ぬげない』、イラスト集『デリカシー体操』、
エッセイ『思わず考えちゃう』など多数。
MOE絵本屋さん大賞、産経児童出版文化賞美術賞、
(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、
ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞などを受賞し、
海外でも様々な国で翻訳出版されている。
近著は『あんなに あんなに』『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』。2児の父。
読んだ感想
「その本は 〇〇〇〇」で始まる短編が
いくつも入っています。
二人の旅人
(又吉さんとヨシタケさんだと思う)が
ひと晩ずつ交互に王様に
お話を聞かせているかたちで
書かれています。
この本自体が
「伝説の本」のようなイメージで
作られているので、
ところどころ、
破れている箇所や
シミができている箇所もあったりして、
その精巧さに騙され、
何度紙を触ってみたかわかりません(笑)
ヨシタケシンスケさんの分は、
イラストと手書きの文字で
ヨシタケさんらしく進んでいきます。
実は私は
又吉さんの本を初めて読みました。
なんというか・・・・・・
又吉ってやっぱりすごいんだなぁ、という感想です。
特に私が感動したのは
姫たちにも読ませましたが、
第7夜です。
第7夜のお話は
読み終わったときには
なんか腑に落ちない感じがあったのですが、
最初のページを読み返すと

あぁ~・・・・そういうことか
と思いました。
切なくなります。
第7夜のお話は特に
読解力や想像力をフル活動させないと、
理解できないかもしれません。
又吉のユーモアあふれる文章と、
泣かせる文章が交互にきて
なんだかとてつもない作家だなと
あらためて思いました。
想像力がすごいです。
又吉もヨシタケさんも。
これだけいろいろな方向から色々と笑わせてくれるのに、
最後はしっかりとまとめられて終わる。
そして読んだ人に投げかける。
とても良い本だと思いました。
小3でも読めます
次女(小3)もこの本を読みましたが、
第9夜のゾンビのところなど、
ゲラゲラ笑って
楽しく読んでいました。
グッときたベストポイント!
その本は、
「その本は」又吉直樹 ヨシタケシンスケ 第12夜 より
評判が悪かった。
ヒーローが負ける話だったからだ。
しかし、何もかもうまくいかず、
人並のことができなかった当時の私にとって、
負け続けるその本のヒーローは、
唯一の救いだった。
一緒に地の底を歩いてくれる
仲間のように思えたのだ。
まるで自分のために書かれたお話のようだった。
(中略)
しかし、もしかしたら、その作家は、
会ったこともない私を励ますために、あの本を
書いたのかもしれない。
そして私は、そんな経緯を
一切知らないまま、
たまたまその本を読み、
救われたのだ。
だとすると、
場所も時代も超えて、
たった一人のために書かれた
一冊の本が、その、
たった一人に届いたことになる。
そんな奇跡的なことが、
はたしてあるだろうか。
いや、あるのかもしれない。
可能性はゼロではない。
そこまで考えて、私は、
もうひとつのことに気がついた。
私は奇跡的に
彼のメッセージを
受けとることができた。
そのことはつまり、
誰かへの想いを載せたまま
「届かなかった」本たちが、
世界には星の数ほどある、
ということでもあるのだ。
そんな、ボトルに手紙を入れて
海に流すようなことを、
人間は本という形に託して、
ずっと作り続けてきたのである。
私はこの本を読んだ後、
たまたま本屋さんに行ったのですが
ところせましと並べられた
漫画、雑誌、写真集、問題集、辞典、
海外文学、日本文学、歴史文学……。
たくさんのジャンルに分けられて
並んでいる本を見て、

本当に本の種類って
たくさんあるよなぁ・・・・・・
なんて思いました。
これらの本を手にとるかとらないかは
人それぞれで、
その本を開くか開かないかも、
人それぞれで、
一生手にとることもない本もあれば、
今は興味がわかないけど
数十年経ったら
興味がでてくる本もあるのかもしれない。
そう考えるだけで、
年を重ねることも
悪くないなと思うのです。
本屋さんには本当にいろいろな年代の方がいて、
かといって年代によって
見てはいけないジャンルなどなく(一部あるかもしれませんが)、
もし興味を持った本が同じだったら、
その人が自分より
30歳近く上に見えたとしても
なぜか親近感すらわいてきてしまう。
インターネットですぐに
簡単に読むことができる
本も良いけれど、
私はやはり実際に並ぶ
本の圧力を感じられて、
人のぬくもりも感じられて、
紙の本を一冊ずつ手に取れる
本屋さんはなくなって
ほしくないなと思います。
いつ、誰に読まれるかわからない。
何年経っても届かないかもしれないけど、
いつか誰かの役に立てる、
誰かに勇気を与えられる、
そんなブログを私も書きたいです。
『その本は』の手帳もありました
本屋さんにいくと『手帳』も
販売していました。
ハードカバー(表紙が硬い)で、
手帳というよりかは「本」という感じです。
中身はほとんど無地です。
この『その本は』のようにところどころ
シミがあったり、汚れがあったり、イラストがあったりしますが、
自由帳のようになんでも書けるようになっています。
私なら……
日記のようにして
使うかもしれません。
『その本は』はこんな人におすすめ
〇小説を読んでみたい
〇笑いたい
〇泣きたい
〇子どもと一緒に読む本を探している
〇小学校高学年になった
〇芥川賞作家の本を読んでみたい

きっと笑えて、泣けて、
子どもとたくさん話し合える素敵な時間が
過ごせると思います。
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。



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