長谷川智也(ジュクコ)『予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える中学受験 自走モードにするために親ができること』を読んだ感想

中学受験関連本
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こひめ
こひめ

アメーバブログでも人気のジュクコさんの中学受験本です。

・中学受験はどんな子に向いているの?
・中学受験はした方がいいの?
・「自走モード」って何?
・学習塾にだまされて課金ゲームに足を突っ込みたくない!

という方にオススメです!

読んでみようかなと思ったら
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概要  2021年10月12日発売

★6年生からのスタートで遅くなってしまった…
★子どもが勉強ギライ…
★偏差値が低迷してしまった…
★飽きっぽくてすぐあきらめてしまう…

中学受験は考えているけれど、なかなかうまくいかない。
こんな悩みをお持ちの、受験家庭は必見です!

SNSでは「ジュクコ」として人気、東大卒のプロ家庭教師である著者は
中学受験生のためのセカンドオピニオン「スーパーコンサルティング」が口コミで評判を呼び、年間200件を超える申し込みが殺到。
本書では中学受験に悩むすべての親に向けた「戦略の立てかた」を大公開します!!
これまで2500を超える家庭を指導してきた経験から、初めて伝授する中学受験家庭への指南書です。

目次 (抜粋)

まえがき  なぜ今中学受験なのか

序章 中学受験にも「セカンドオピニオン」を

【第1章 】悩めるお父さん、お母さんへ。
中学受験は「戦略」次第です。
・親はまず落ち着こう!
・子どもは「戦士」、親は「軍師」。さて塾は?
・「軍資金」は賢く使おう
・塾も学校も「評判がいいから」で選ぶと落とし穴に など


【第2章 】うちの子を「自走モード」にする道筋とは
・どんな子が中学受験に向く?
・合格を引き寄せる「自走モード」
・幼児から小2は〇〇だけでもOK。やりすぎ早期教育に注意
・小5以降で、今から「自走モード」を目指すなら など


【第3章】 目指せ「自走モード」作戦会議(Q&A)
・中学受験の塾の選び方は?
・公立中高一貫校に行かせたいのですが、勉強法は?
・受験当日に向けて、気をつけておくことは? など


【第4章】 我が子を伸ばす運命校を見つけよう
・我が子を伸ばす学校を見つけるには?
・学校の見方1・2・3
・「学校説明会」でプロ目線の質問はコレ など

巻末に「長谷川オススメ書籍30タイトル」付き!

著者

長谷川 智也(はせがわ ともなり)

ブログ名はジュクコ。1980年兵庫県明石市出身。
高卒の両親のもとに育つもハードな中学受験を経験。
白陵中学校・高等学校を経て、東京大学卒業後、大手塾に勤務、人気講師となる。

2009年に独立してフリーランスの「プロ家庭教師」に。
既存の固定観念にしばられない、生徒個人を見つめた指導で数々の実績を上げる。

独自のプログラム「究極の受験セカンドオピニオン・スーパーコンサル」は
年間200件を超える申し込みが殺到する。

甲冑メタルバンド「Allegiance Reign」のベーシストとしても本気で活動中。

著書には『中学受験 論述でおぼえる最強の社会・理科』
『中学受験 論述でおぼえる最強の理科』(エール出版社)などがある。

アメーバブログ

夏も読書で礎を2023夏編 | お受験ブルーズ (ameblo.jp)

読んだ感想

私もアメーバブログで定期的に読んでいる方の中学受験の関連本です。

(本業で?)甲冑を着てバンドをやっているという少し変わった方で、
最初ブログを読んだときは「えっ、大丈夫かなこの人・・・」というのが
正直な印象でした。(・・・ごめんなさい)

アメーバブログ ジュクコさんプロフィール
ジュクコ(東大軍師・受験軍略家)さんのプロフィールページ
大手塾勤務を経て、プロ家庭教師になりました。中高一貫進学校マニア、塾マニアです。主要教科すべてにプロフェッショナル、包括的な受験プロデュースをし、受験軍略を提案します。得意は中学受験、大学受験、私立中高一貫校の補習です。高校受験ももちろん可...


ですが、言葉はとても丁寧で、
よくわかるし、何より私の考え方と似ていて、
(勝手に)とても親近感がわきました。

この本を読んで、私がしてきたことは間違ってはなかったのだと
勇気がわきました。

私は孤独・・・


私は小学校でもお母さん方とうまくやっていかれなくていつもぼっちです。
情報がまったくありません。

そのことを悩んでいましたが、今は周りを気にせず、
自分たちが幸せだと思えるならそれでいいやと
割り切っています。


でも、中学受験に関してはやはり経験もないため不安です。

頼みの綱となる通塾先では職員に嫌悪感があり、信頼も出来ず、
主人を介してでないと相談ができていません。

でも、ジュクコさんのこの本を読んで自信がついてきました。

子どもは「戦士」、親は「軍師」。さて塾は?

親は「戦士」ではなく、「軍師」なのだと、僕は考えます。
親は少し離れたところから、全体と戦士のコンディションを冷静に見つめ、これからどう戦うか、戦略を考え、戦士に伝える役割に徹するのです。

こうしてお互いがそれぞれの役割を全うすることで、敵に挑んでいく力も底上げされる。それが、僕が考える「共闘感」です。

親が磨くべき武器は、戦士の状況を見極める力。少し先に目を向けて、作戦を立てる力です。

「え?それは塾がやってくれるのではないの?」と思った方。
いえいえ、その戦士のことを一番理解し、作戦を最も有効に実行できるのは「親」なのです。

 塾の講師や職員、僕のような家庭教師は、サッカーや野球チームでたとえれば「外国人コーチ」くらいの位置づけで考えてください。

外国人コーチには、勝つための充実したノウハウもある、ワールドクラス級の指導力もある。

それは多くの親は持たないスキルなので、大いに利用してやりましょう。

けれども、外国人コーチには、少しばかり言葉の機微が通じないところがあります。

長谷川智也『予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える 中学受験自走モードにするために親ができること』より

もう、これを読んだとき「これだよ!本当に外国人コーチだよ!」
首がもげるくらい頷いちゃいました。

私が塾の職員に苦手意識を持つキッカケになったのも
言葉の端々に出ている親を馬鹿にしたような感じからでした。

中学受験が初めての親なら、塾のことも、何も知らなくて当たり前です。
たとえ親が中学受験を経験していたとしても、
もう何十年も経っていて、何もかもが変わっているはずです。

子どものことを思えばこそ、行動は間違わないように、
色々なことを質問したくなります。

それなのに、小馬鹿にするような説明の仕方、
さっきの説明聞いてました?といわんばかりの馬鹿にしたような態度。

書類関係でもそっちが間違えたのに謝りもしません。
一度や二度ではありません。
自分たちは偉いんだといわんばかりの横柄な態度は
治りませんでした。
本当に悔しくて悔しくて涙が出てきそうになりました。

もちろん、塾のコールセンターにクレームの電話もいれました。
それ以来私は自分からは連絡しなくなりました。

すべて主人にしてもらっています。

このジュクコさんの『外国人コーチ』という表現はぴったりです。

こちらの言うことを100%理解してくれているわけではない、
「中学受験界での普通」と「こちらの社会での普通」は
少し違うと思っているような・・・(まさにアメリカの普通と日本の普通のように)

『言いえて妙』だなと思いました!

なので私は塾には相談せずに、自分で色々な方の本を読み、
膨大な受験結果やテスト結果の情報だけを塾のホームページから見て分析し、
併願校なども決め、受験に挑もうと思っています。

最近わが子のやる気がみえない、テスト成績が下がっている方へ

まずは子どもの直近のテストの問題用紙と解答用紙を手元に用意してください。

次に紹介するのは一例ですが、多くのケースに見られる傾向です。
すぐにお子さんの問題用紙や解答用紙も覗いてみてください。

□字が小さい→やる気がない、先生や親に委縮している。親の声が大きいと字が小さくなることがある

□字が整列していない。あちらこちらに飛んでいる→親からのプレッシャーが強い。気持ちが負けている。「10分後の自分」を想定して、見やすくしようという働きかけがない

□問題を抜かしがち。解答を空白にしがち。手をつける問題の飛び方が激しい→できそうな問題を探してしまう。間違えるのが怖い。ミスを恐れる。テストの出来を怒られることが怖い。親が過度な点数主義

□字が汚い。読みにくい→テスト採点者のことにまで頭が回っていない。テストの点を取りに行っていない。いろいろな面で詰めの甘さが残る。上位層にはなれない。安定しない

□余白が多い→途中式や考えた形跡がない。時間いっぱい、戦う意欲がない

□全体にぐちゃぐちゃとした書き込み→テスト中から混乱している。ミスを誘発しやすい。ミス防止の工夫がない

ちなみに、中学受験に気持ちが向かっている、優秀な子のテスト用紙は、これらが全部逆になっています。実物の写真を紹介します(46ページ)。

長谷川智也(ジュクコ)『予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える中学受験自走モードにするために親ができること』より

ノートの書き方、テスト用紙の見返しは小4からしていたので、
我が家ではこれらは今当てはまっていません。(優秀かどうかは別ですが)

特にいつも注意していたのは、『漢字』。
「読んでくれる人達にこんな雑な字は失礼じゃない?」と、正解している漢字でさえ
私は注意していました。

書道を長年続けてきたからか、トメ・ハネ、ハライはきちんとしていないと
字にも、読んでくれる相手にも失礼だと思って、姫たちにもキツク言っていました。

ニノ姫
ニノ姫

綺麗に書いていたらテスト時間に間に合わなくなるよ~

とか言うのですが、

こひめ
こひめ

漢字だけは綺麗に書きなさい。
記述の文章とかは少し雑に書いてもいいけど、
相手が読めるような丁寧な字にはしなさい。

と言い続けています。

最近Twitterでも、「テストの結果が悪い、どうしたら良いかわからない」という
書き込みをたくさん見かけます。
「撤退したほうがいいかも」とかマイナスの気持ちもたくさんです。


そんなときって子どもに対して「どうしたいの?!受験辞めるの?!」と
ついつい怒鳴ってしまいがちです(私もそうでした)。


が、この本を読むと、子どもが今どういう気持ちでいるのか、
何で悩んでいるのかの想像ができます。


たった10~12歳ですから自分の気持ちを言葉にできないことはあります。



でも行動には確かに表れています。
その行動をよく見て、こうかもしれないと予測してあげて、
わかりやすい言葉で気持ちを言い換えてあげる。

そうすると子どもも「そうそう!そうなんだよ!」と
なってくれるかもしれません。


わが家では一ノ姫の志望校が決まり、
塾の模試のテスト結果がすべてではないことを
ある受験関連本から教えてもらってからは、
テストの見るところを変えたので
あまり怒らなくなりました。


一ノ姫にも自分の受験校に必要な単元などは
計画ノートで前もって教えているので
自分で(今週は大事なんだな)と気合を入れて、授業にも取り組んでいます。
親子で良い傾向だと思っています。

計画ノートについての詳しい記事はこちら↓

こひめのひとりごと

この本は本当にわかりやすく、
なるほどな~というところがいっぱいあります。

・決して「お金をかけたもの」だけが勝者になるのではない 軍資金は賢く使おう!

・大手塾に入ったものの、ほぼついていけない状態で受験直前期になってしまった

・放任系の中学、高校に入学したゆえに、塾に行く必要が出てきた、浪人してしまった

・塾は「不安産業」。
どんな塾でも、一人でも多くの生徒に、1コマでも多くの授業を取らせたい。
不安をあおるだけあおっていく構造になっている。

・塾も学校も「評判がいいから」で選ぶと落とし穴に

・子どものタイプ別「自走モード」への道筋

・小5の壁にぶちあたった子への対応の方法

などなど、興味をひかれる箇所がたくさんあります。

実際今一ノ姫の塾のクラスでも個別指導などを併用している子は多いらしく、
ひどい時は授業の時間に寝ている子もいるようです。

それでは元も子もないというか・・・。
うちのようにお金なくて塾の授業を必死に聞くしかない子たちにとっては
正直すごく目障りです。

そういう子はきっと無理をしているのだろうし、可哀そうにも思えます。


親の自分たちにできる最大のことをしてあげたいと思うのは親の性ですが、
子どもの顔をよく見て、時には落ち着いて話して、
子を自分とは違う1人の人間として
学校を含めたこれからの未来を一緒に考えたいものです。


本の題名からすると、勉強の方法を教えてくれるだけだと思ってしまいますが、
今中学受験を始めている方、中学受験を考えている方に
おすすめしたい『学習の基本・中学受験の基本』が書かれている本です。

この本をオススメしたい人

・今、中学受験に挑んでいる方
・5年生の壁(5,6月頃からやる気がなくなってきている)に当たっている方
・転塾した方が良いかもしれないと感じている方

・学習塾にだまされて課金ゲームに足を突っ込みたくない方!

・これから中学受験に挑もうかと思っている方
・勉強しなさい!などと子どもにガミガミ言いたくない方

・うちの子は中学受験に向いている?
・そもそも中学受験はした方がいいの?
・「自走モード」って何?


という方々に読んでほしいおすすめの一冊です。

読んでみようかなと思ったら

それではまた。ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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