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『令和』の元号のきっかけになった万葉集。
学校で習った歌がたくさんあります。
教科書ではとっつきにくくても
マンガでなら楽しく読めて、頭にも入りやすいかもしれません。
中学受験生、
高校受験生、
古典をもう一度学んでみようかなという方におすすめです。
概要 2015年12月1日 発売
◆◇◆新元号「令和」の出典「万葉集」をまんがで紹介!◆◇◆
「万葉集」という名前を聞いたことはあるものの、
どのような歌集なのかを知らない方も多いのではないでしょうか?
本書は、まんがとやさしいコラムで「歌集の成り立ち」や「歌の意味」、
「歌が詠まれた背景」、「歌に使われている技法」、
「作者」などをわかりやすく解説した学習まんがです。
まんがなので状況がよくわかり、
知らず知らずのうちに古典の基礎知識が身につくので、古典入門にぴったり!
歌はもちろん、解説にもふりがなつきで
小学生から大人まで手軽に楽しく読めます。
「万葉集」と並んで有名な歌集「古今和歌集」「新古今和歌集」からも、
小中学校の教科書に載っている歌を中心に和歌を厳選。
合わせて約90首を掲載しています。
『令和』の元号とともに一躍脚光を浴びた万葉集。
新元号を機に日本の古典に興味をもたれた方の〝最初の1冊〟におすすめです!
著者
吉野 朋美
中央大学教授。主に平安時代後期から鎌倉時代の和歌文学を研究している。
読んだ感想 2019年7月7日のブログ
『令和』の文字が考えられたのは、万葉集巻五に収録された梅花の歌の序文でした。
初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭ははいごの香を薫らす
私はもともと万葉集の時代も好きでしたし、
古文も好きだったので、
万葉集からとられた元号というのは本当にうれしかったです。
この本は子供向けともあってわかりやすく書いてあります。
ただ序詞とか反歌とか、中学生くらいでないと理解は難しいかなぁと思いました。
一ノ姫(小2)、ニノ姫(年長)も最後までは読めませんでした(笑)
山上憶良の歌
たくさんの歌がある中で心に残ったのは
やはり、山上憶良ですかね。
『 銀も 金も 玉も何せむに まされる宝 子にしかめやも 』
とても有名な歌です。学生時代にも習いました。
自分が子供をもってからは今回初めてこの歌を目にしました。
私は他のお母さんたちと比べると、
子供への愛情が薄い方なんじゃないかなと自分では思っています。
でも、昨今の虐待のニュースを目にするたびに辛くなります。
そうせずにいられなくなっているお母さんたちの気もちは痛いほどわかります。
私も生後2週間くらいだった時、一ノ姫を抱っこしながら、
無償に「この子を落としたい。落としたらまたもとの生活に戻るのに・・・」
などと考えたことがありました。
そんな時たまたま主人がお休みになって、
里帰りしていた私のところにかえってきてくれました。
一ノ姫をとても嬉しそうに幸せそうに抱っこしてくれて、
その主人の横顔をみて、我にかえったのを覚えています。
その後、一ノ姫に負けないくらい大泣きして、
主人になぐさめられ、その夜はぐっすり寝ました。
産後のホルモンバランスが一番崩れていたときだったのだな
と思います。
育児で一番大変な時期
育児で一番大変な4歳くらいまでの間、
実家や義実家を全く頼れなかった私は主人にとても助けられました。
主人の仕事もそれなりに大変だったけれど、
今のように朝から晩まで働き詰めだったり、
休みの日も仕事にいったり、
仕事が終わらず始発で帰ってきたり・・・などと
いうことはありませんでした。
どちらかといえば時間がとれた仕事だったと思います。
だから私や娘たちの世話もしてくれていたんだと思います。
そして、娘たちは記憶にはないけれど、
たぶん皮膚や体が覚えているというか・・・
「パパは大事にしてくれた」という感覚が今も残っていると思うのです。
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これからの社会に必要な措置
だから私はこれからの社会に言いたいです。
子供を持ったひと、持とうと思っている人には
「働かなくてもいい」くらいの寛大な処置をとってほしいと。
ちょうど仕事も覚えてきて面白い時期だったり、
出世とかも視野にいれて、産まれてきた子供と奥さんのために
たくさん稼がなくては!と多くのお父さんたちは思うかもしれません。
でもその考えはダメなんです。
奥さんと子どものために一番しなくてはいけないことは
早く帰って、「奥さんと一緒に子供を育てること」です。
早く帰って何もしないのは問題外です。(そんなパパもいるようですが・・・)
奥さんの心の負担は想像しているよりはるかに重いです。
その重さを一緒に背負えるのは旦那さんしかいないんです。
二人の子供なんだから。
大変な、そして一番かわいい時間はたった5年くらいです。
その5年は仕事ではリカバリーできるかもしれないけれど、
子育てでは永遠に、二度と出来ないんです。
大きくなった子供がまた小さくなることはありませんから。
その短い5年間を夫婦二人でかみしめてほしい。
そんな社会になってくれたらいいなぁと今 思います。
1000年以上も前から子どもが宝なのは変わらない。
これ以上小さな尊い命が奪われることのないように。
七夕の夜に願わずにはいられません。
こひめのひとりごと
現在、二人の姫たちは12歳と9歳にまで成長しました。
この本、もう一度借りてみて反応をみてようと思います^^
登校班で行けなかったり、不登校気味になったりはしているけれど
大きな病気もなく、元気に笑顔でいてくれてホッとしています。
一番大変だった5歳くらいまでの記憶はほとんど抜けています。
大変すぎて覚えていないのかな・・・。
今では町を歩いていて、ベビーカーと抱っこ紐で
二人の子どもを連れているお母さんを見かけたり、
下の子はベビーカー、上の子はベビーカーのわきをつかませて
励ましながら歩かせているお母さんを見ると、
「頑張って!」と思わず思ってしまいます。
すごく大変な時期なんですよね。
ママチャリも「抱っこ紐を使って抱っこしながら運転しちゃいけない」とか
そんなこと言われても、車ない人はどうすればいいの?!とか
幼稚園・保育園までの送り迎えを歩きでしろと?!と、キレたくもなります。
私は転勤もあったのでわかりますが、確かに
その地域ごとに子育て生活も違いました。
なので一概にどうとはいえませんが、
子育てしている方々が辛くなく、子どもと笑顔で生活できるように
社会が整ってくれるといいなと今も思います。
この本をオススメしたい人
・中学受験生
・高校受験生
・古典をもう一度学んでみたい方
に読んでほしいおすすめの一冊です。
それではまた。ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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