ヨシタケシンスケ『にげて さがして』を読んだ感想

19歳~学生卒業まで
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こひめ
こひめ

小さい絵本です。

大人は手に取ることを
ためらってしまうかもしれませんが、
とても心にグッとくる文章です。

今、心ない人の言葉に
苦しんでいる人
味方なんて誰もいないと
思っている人
〇いじめにあっている人


には
心のおくすりになるおすすめの一冊です。

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あらすじ 2021年3月16日 初版

私たちが生きる世界にはいろいろな人がいて、
それぞれが違う感情や言葉をもっています。

それらは自分だけのものなのに、
大きな流れや「みんな」に飲み込まれて、
自分を大切にできなくなってしまう。


「逃げちゃダメ」と
言われることが多い世の中ですが、
どうするかは自分で決めていいし、
自分で決めること。


「逃げずに戦うことの大事さを説くお話」がある一方で、
「逃げることで新しい可能性に出会うお話」が
あってもよいのではないか。

著者のそんな思いが込められた絵本です。

にげて さがして、
うごいて うごいて――

ラストは、あなただけの物語に続きます。

赤ちゃんとママ社 ホームページより

著者について

ヨシタケシンスケ(よしたけしんすけ)

1973年、神奈川県生まれ。
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。

日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、
児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、
多岐にわたり作品を発表している。

『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、
第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。

著書に、『しかもフタが無い』(PARCO出版)、
『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(以上、講談社)、
『そのうちプラン』(遊タイム出版)、
『ぼくのニセモノをつくるには』(ブロンズ新社)、
『りゆうがあります』(PHP研究所)などがある。 2児の父。

ヨシタケシンスケさんのこちらの本もおすすめです

読んだ感想

なんてすばらしい絵本なんだ!!
というのが一番の感想です。


この絵本の中に
「そうぞうりょくを
つかうのがにがてなひと」が、
出てきます。


このページを読んだときに、

こひめ
こひめ

あ~私が苦しんでいたのは
(今もそんな人と出会うたびに苦しんでしまうのは)、
こういう人たちだったんだな


と気づきました。

想像力をつかうのが苦手な人とは、
自分の言ったこと・したことが、
相手にどう思われるか想像することができない。

面と向かって(間接的にでも)、
人にひどいことを言ったり、
ひどいことをしたりする人。


自分が大人になるにつれて、
あからさまに言ってくる人は
そんなにいませんが、

それでも
「どうしてこういう言い方(話し方)
しかできないんだろう?」
と感じる人はいるし、

たかが一回質問しただけなのに、
なぜこんなに見下されたような話され方を
されないといけないんだろうと感じたりしました。


(この説明ではわからない人が
いたかもしれないな)
と考え、
自分に非があったかもしれない”と
なぜ少しも思わないんだろう、と。

HSP(非常に感受性が強く、敏感な気質を生まれもった人)


私はこの
「そうぞうりょくをつかうのがにがてなひと」と
相反する

HSP(非常に感受性が強く、
敏感な気質を生まれ持った人)
です。


社会人になってからも、
多々悩みましたし、
母になってからも
新しく何かが変わるたびに苦しくなる時があります。


辛かった学生時代

私は中学生~高校生といじめられていたし、
本当の心のうちを話せる友人はいませんでした。


いつも自分の本当の気持ちを隠して、
笑顔の仮面を張り付けて、

面倒ごとが起きそうになると
自分から悪者になったり
自分が諦めたりして過ごしていました。


そんな経験だらけなので、
「自分が悪いんだ」
「自分は生きていても何もいいことなんてないんだ」
「自分はみんなと違うんだ」

などと考え込んでいました。


そんなつらかった頃を
なんとか生き延びてきて
今の幸せがあるから、
今悩んでいるひとに
伝えたいことがたくさんあります。

あなたは にげていいんだよ


新生活が始まるこの時期だからこそ、
行きたかった学校ではないところへの進学、
望まなかった部署への異動、引っ越しを伴う異動、


離れたかった人なのにまた同じクラス、
嫌いな先生が担任になった・・・など、
苦しい思いが始まる季節でもあります。

ここで楽になりたい。

明日はいらない。

朝が来るのが怖い・・・そう思っている人もいるでしょう。

でも、死なないで。

死ぬくらいなら、休んじゃおう。
逃げちゃおう。

休んでいると家族から
何か言われる(かもしれない)
そしたらその家も出ちゃおう

あなたの味方になってくれる人は
必ずどこかにいるから。

今はネットですぐに助けてくれる場所を探せるし、
無料で話ができる電話相談もあります。

もしネット環境がなかったら、
市役所や公民館、図書館、
学校にいけば
相談窓口のカードが置いてありますよ。


あなたがどれほど辛いかはわからないけれど、
命を捨てる選択だけはしないでほしい。


今はこんな言葉も
綺麗ごとにしか思えないと思うけど、

本当に生きていたら良いことが必ず起こるし、
いつかこんなことで悩んでいたよなぁ~
なんて笑える日がきっとくるから。


だからそこまで生き延びるための選択をしてほしい。

この『にげて さがして』は
その生き延びるための選択を
うながしてくれる一冊です。

こひめのグッときたポイント!

にげることは、はずかしいことでも
わるいことでもない。

きみのあしは「やばいものから
にげるため」についているんだ。

ヨシタケシンスケ『にげて さがして』より

この言葉にグッときたら、ぜひ読んでみてください。

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読んでみようかなと思ったら


それではまた。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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