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2026年の世界文化遺産への登録を
目指して、文化庁は
奈良県橿原市、桜井市、
明日香村にある飛鳥時代の遺跡
「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」を、
国内の候補として
推薦することが決まりました。
こちらの本はこの明日香村と
飛鳥時代がテーマになっています。
〇小学校高学年~
〇読書感想文の本を探している
〇飛鳥時代を勉強した
という方におすすめの一冊です。
あらすじ 2020年7月発売
主人公は中学1年生の女の子・真秀(まほ)。
7年前に
奈良県高市郡明日香村にある
おじいちゃんの家で
二つ年上のお兄ちゃんが
行方不明になった。
お兄ちゃんの手がかりを探したくて、
今回初めて一人きりで
東京からやってきた。
真秀は、以前からどうしても
気になっていた小高い丘に登ってみた。
するとそこで、不思議な色の勾玉を見つける。
手に持ってみると勾玉が
みずから光を放ちだし、
やがてその光が一本の柱となり、
天へとまっすぐに伸びていった。
気が付くと、そこは
現代から1300年以上前の奈良、
飛鳥時代だった。
真秀は無事にお兄ちゃんを
探し出すことができるのか、
もとの時代に戻ることはできるのか?!
著者
倉本由布
1967年生まれ。静岡県浜松市出身。
共立女子大学文芸学部卒業。
浜松市立高等学校在学中の1984年
「サマーグリーン—夏の終わりに」で
第3回コバルトノベル大賞に佳作入選。
当時史上最年少の16歳で、受賞を果たした。
「むすめ髪結い夢暦」シリーズ(集英社文庫)、
『寄り添い花火 薫と芽衣の事件帖』
(ハヤカワ文庫JA)など著書多数。
読んだ感想
本に慣れている子であれば
10歳くらいから読めます。
ただ歴史を習ってからの方が
楽しめると思うので、
小学6年生以降のほうが
楽しく入り込めると思います。
上限はないです。
40代の私も楽しく読めました(笑)
額田王、有間皇子、
皇極天皇、蘇我赤兄、などの
名前でピンとくる方には
ますますおすすめです。
悲劇の皇子 有間皇子ありまのみこ
有間皇子という人は、
『まほろばトリップ 時のむこう、飛鳥』倉本由布 あとがきより
ご存知だったでしょうか?
飛鳥時代の悲劇の皇子として
しられる有間皇子は、
現代でもとても人気のある人です。
大王の座をめぐる政治や人間関係の中、
翻弄されつづけ、たった十九歳で
終わってしまう悲しい人生は、
今も人の心を惹きつけてやみません。
小学校の勉強よりも
少し深く勉強する
中学受験でも「有間皇子」は
出てきません。
『まほろばトリップ』は史実に
忠実に書かれていますが、
一人 史実に出てこない
架空の人物がいます。
このあとがきから先に読めば
良かったのですが、
この本を最初から読み、
あれ?こんな人いたっけ?
と思ったら、結構この時代を
ご存知の方だと思います。
多分こちらの漫画など
ご存知なのではないでしょうか?
私は10代の頃から
母が好きだったこの漫画を
読んでいました。
持統天皇が主人公の漫画です。
この物語の中では、有間皇子は
持統天皇が少女だった時の
初恋の人になっています。
優しく、思いやりのあるお兄さんとして、
この漫画で描かれていた有間皇子の
生涯は本当にかわいそうな人生でした。
史実に沿って描かれているのですが、
それでもあまりにかわいそうでした。
なので、『まほろばトリップ』を
読んだ私はとても嬉しくなりました。
登場人物みんなが幸せになれる、
心があったまるお話でした。
「飛鳥・藤原の宮都」22件の文化財が構成資産候補
世界遺産候補「飛鳥・藤原の宮都」は
6世紀末~8世紀初めの飛鳥時代に
設けられた宮殿や寺院跡、古墳など
22件の文化財が候補になっています。
私が構成資産候補22件のうち、
実際に観たことがあるのは
最後に行った新婚旅行の時を
含め9件、だと思います。
京都と違い、
奈良の史跡はそれぞれが結構遠く、
かといってバスなどもなかったので
自転車を使っての旅でした。
そのどれもが今も印象に残っていますが、
やはり「飛鳥宮跡」と
「天武・持統天皇陵」、
「酒船石遺跡」、「飛鳥寺跡」、
「石舞台古墳」は圧倒されました。
こちらのページが詳しく
わかりやすかったです。↓
世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会
お子さん用はこちら↓
キッズページ | 世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会
飛鳥宮跡(あすかきゅうせき)
板蓋宮は、7世紀半ばの皇極天皇の宮殿で、
中大兄皇子(天智天皇)らによって
蘇我入鹿が暗殺された乙巳の変
(大化の改新)の舞台です。
私がここを訪れた20年くらい前は
「伝飛鳥板蓋宮跡」とされていましたが、
継続的な調査で、
飛鳥板蓋宮だけでなく、
飛鳥岡本宮(舒明天皇)や、
後飛鳥岡本宮(斉明天皇)、
飛鳥浄御原宮(天武・持統両天皇)など、
複数の宮が継続的に
置かれていたことが判明し、
平成28年に、名称が
「飛鳥宮跡」に改められたそうです。
世界遺産に決定した途端、
いきなり混雑するので
今のうちにお出かけできたら
ゆっくりみられて、とても良いと思います。
ビル群などはなく、
自然の中に、自然とともに
遺り続けている飛鳥は
とても素敵な場所です。
日本の原風景を味わえます。
2026年中学受験には世界遺産問題として出題される可能性あり!
ニの姫が受験する2026年に
世界遺産登録が決定するかもしれません。
そういう場合、社会の問題で
出題される可能性があります。
2024年12月5日 無形文化遺産に「伝統的酒造り」が登録決定!
2024年12月5日には
日本の「伝統的酒造り」が
「無形文化遺産」に
登録されることになりました。
こちらも2026年受験では
注意が必要ですね。
2025年受験ではおそらく出ません。
試験問題は遅くとも秋までには作成されていると
思われるからです。
「無形文化遺産」は
伝統的な工芸技術などを
保護する制度で、
日本からは
「能楽」
「歌舞伎」
「和食」などに続き、
23件目となります。
全国模試や志望校判定テストなどで
一の姫のときに問題が出ていました。
『まほろばトリップ 時のむこう、飛鳥』はこんな人におすすめ
〇小学校高学年
〇飛鳥時代を勉強した
〇タイムスリップとかわくわくする
という方に読んでほしい
おすすめの一冊です。
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
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