2021年2月23日のブログを
加筆修正しています。
ニノ姫・小2(8歳)のときの感想です。
〇ネコが好きな方
〇小鳥が好きな方
〇幼稚園年長~大人まで
おすすめの一冊です。
相手を思いやる心を
テーマにした絵本です。
中学受験対策としては、
国語の読解力・想像力を鍛えられます。
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あらすじ
【2020年1月 復刊決定!!】本当の勇気が何かを教えてくれる絵本
ちいさなくろねこは、
金の星社ホームページより
ほかのねこたちから
仲間はずれにされていました。
高い所がこわくて、
よわむしとか
勇気のないやつといわれていました。
そんなくろねこにも
たったひとり、友だちがいます。
それは一度も
空を飛んだことのない、
ことりさんです。
くろねこが
ことりさんのためにしたこととは……。
作者
なかえ よしを 作
1940年、兵庫県神戸市に生まれる。
日本大学芸術学部美術科卒業。
1973年、国際青年美術家展外務大臣賞受賞。
作品に『ねずみくんのチョッキ』
(ポプラ社/講談社出版文化賞)などがある
上野 紀子・絵
埼玉県に生まれる。
日本大学芸術学部美術科卒業。
1973年、『ぞうのボタン』を米国ハーパー&ロー社
より出版(のち冨山房から日本版)。
夫・なかえよしをとコンビを組んだ
個性ゆたかな絵本が多数ある。
作品に『いたずらララちゃん』
(ポプラ社/絵本にっぽん賞)など。
2019年に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
読み終えた感想
ネコなのに、
高いところに上るのが怖い
弱虫な黒ネコと、
鳥なのに、空を飛んだことのない
飼われている白い小鳥との
友情の物語です。
種の違いゆえ、周りからは
仲良しなことを
わかってもらえないお友達どうしが、
お互いを思うがゆえの行動をとります。
すごく涙がでてくるよ
とニノ姫は言っていました。
そのあと一緒にお風呂に入った私に、
どんなお話だったのか、
教えてくれました。
しかし、それを話しながら
ぽろぽろと涙をこぼすので
思わず私ももらい泣きして
抱きしめてしまいました。
最後のくろねこの言葉がとても感動します。
初版は私が産まれた年でした。
とても素敵なお話なので、おすすめです。
2023年3月17日 加筆
アメーバブログでは、
過去の記事を
「1年前の今日書いた記事があります」などと
教えてくれるサービスがあります。
いつも(あ~もう1年前か)など
感じたりするのですが、
このお話を覚えているか
ニノ姫に聞いたら、なんと!!
覚えてない・・・・。
良いお話だったのは覚えているけど、
どんなお話だったのか
全然覚えてない。
もう一回借りて!
でした。
なので再度借りて読みました。
国語の教科書にでてきても
おかしくないお話です。
今は見た目が同じであれば
基本的に「仲間」だと決めつけられ、
同じような境遇であれば
「仲間」だと決めつけられ、
そこから少しでも
外れようものなら「いじめ」られます。
日本人の特性なのでしょうか、
みんな同じでなければいけなくて、
そこから飛び出ようものなら
容赦なく仲間はずれにする。
そんな問題に一石を
投じてくれるような
素晴らしい絵本です。
絵もやわらかいタッチなので癒されます。
中学受験勉強に入る前の準備をしよう
この絵本はすべてひらがなで
書かれていて、文章も多くはありません。
幼稚園の年長さんから
一人でも読めると思います。
音読はとても大事です。
小学校1.2年生向けですが、
お話の内容は年齢の制限なく
オススメです。
まずは、
ひらがな読めるの?
すご~い!読んでみてくれる?
などと演技をして(笑)、
読ませてみてください。
そして、そのあとは必ず、
お話読んでどう感じた?
ママはね~・・・・・
この本を読み、どう感じたかを話させます。
ここでのポイントは
親から先に話すということ。
慣れてきたら、
我先にと子どもから話し始めますが、
最初はこういう風に話すんだよという
見本もかねて、
親から話してあげて下さい。
「かなしかった」
「かわいそうだった」
「おもしろかった」
そんな内容で大丈夫です!
まず、しっかりとお話が
理解できたのかを
この時点ではかります。
理解できていないと思ったら、
もう一度一緒に
本を開き読んでいきます。
理解できていたら、
その次の段階、
人に伝えるためには
どう話したらわかりやすいか、
を考えさせます。
「〇〇が、△△だったから
かわいそうだった」など、
主語・述語で話させます。
(慣れてきたら修飾語なども
いれられると良いです)
文章力(記述力)を高めるためにも
小さい頃は会話が重要だと思います。
我が家は小さい頃からこの方法で、
三人三様の考え方や感じ方が
あることも知り、
国語力を高めてこれたと
思っています。
これからの中学受験は
(中学受験だけではないですが)、
思考力と相手とのかかわり方、
プレゼン力なども
大事になってくると思います。
本を読んだあと、
ただお話しをするだけ。
話すだけで、タダで、
国語の能力も上がる。
一石二鳥にも三鳥にもなりますよ。
子どもにとっても家族で
話ができるのは
とても楽しくて、嬉しいものです。
そして、「また本を読みたい」と思ってくれるはずです!
ぜひ絵本を読むたびに
試してみてください。
こひめのグッときたポイント!
いくじがないとか
なかえ よしを『ことりとねこのものがたり』表紙裏より
勇気がないなんて
よくいわれることがあります。
ほかのひとのできないことを
ひとのまえでやってみせることも
勇気のいることかもしれません。
でも
ほんとうの勇気というのは
じぶんのことでなく
ひとのために
なにができるか
ということではないでしょうか。
この言葉にグッときたかたは
是非よんでみてください。
それではまた。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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