【中学受験】社会の勉強におすすめ!『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』を読んだ感想

10歳~12歳のあなたへ
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こひめ
こひめ

お笑い芸人のたかまつななさんが
書かれたSDGsについての本です。

小学校3年生では授業で学ぶSDGs、
中学受験を考えている方や、
私たち大人世代にも
おすすめです。

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くもん出版
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読んでみようかなと思ったら
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概要

発売日:2020年10月1日

★企業、自治体、学校で人気のSDGsの講座が書籍化★

「なんだか難しくて、よくわからない」
「結局、何をしたらいいの?」
「自分に関係あるの?」

政府、企業、学校などが取り組むSDGs(持続可能な開発目標)について、
このようにお感じになっていないでしょうか。

そんなあなたに、お笑い芸人のたかまつななさんがやさしく解説!
たかまつさんは「笑って学ぶSDGs」という講座を全国の学校や自治体などに届けています。

講座の内容を踏まえた本書は、単にSDGsを「知る」ための本ではありません。SDGsを自分ごととして「行動する」「議論する」という、アクティブに取り組める内容も含みます。

●知る
第1章は、地球の未来に警鐘を鳴らしています。
第2章では、「持続可能」について、3分読める分量で解説しています。
第3章は、17のゴールの解説です。
スッキリとした文章で、「自分ごと」に思えるよう工夫しています。

●行動する
第4章では、100個の身近なアクションを挙げています。
今日からSDGsのために行動できます。

●議論する
第5章では、現代の日本が抱える5つのテーマを挙げています。
答えのない問題を考える教材として最適です。

ビジネスでも受験でも必要なSDGs。
本書を学校や自宅、会社に置いて、新しい時代の教養を身につけよう!

くもん出版ホームページより
画像はくもん出版より

著者について

たかまつなな

時事YouTuber
株式会社笑下村塾 代表取締役

1993年神奈川県横浜市生まれ。時事YouTuberとして、政治や教育現場を中心に取材し、若者に社会問題を分かりやすく伝える。

18歳選挙権をきっかけに、株式会社笑下村塾を設立し、出張授業「笑える!政治教育ショー」「笑って学ぶ SDGs」を全国の学校や企業、自治体に届ける。

著書に『政治の絵本』(弘文堂)『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』(くもん出版)がある。

大学生時代に、フェリス女学院出身のお嬢様芸人としてデビューし、
「エンタの神様」「アメトーーク!」「さんま御殿」などに出演、
日本テレビ「ワラチャン!」優勝。

さらに、「朝まで生テレビ」「NHKスペシャル」などに出演し、若者へ政治意識の向上を訴える。

笑下村塾 | TOP (shoukasonjuku.com)


読み終えた感想

とてもわかりやすい良い本だと思います。

SDGsとは何のことなのか、
17個ある目標はどんな目標で、なぜその目標を立てたのか、

自分にはあまり関係ないと思っているけど、
実はこういうところで関係があるんだよ、などが詳しくわかりやすく説明されています。


最後の第5章では『考えよう!ニッポンの課題』ということで
日本が今、直面している課題に向き合わされます。

簡単な説明文をよんだあと、猫さんと犬さんの意見を見て、
一つの問題でも色々な考え方があることを学びます。

一見、相容れない意見ですがどうやって協力すれば解決できるのか
考えます。


例えば・・・下記は『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』P110~111から引用しています。

地域交流なんてもう不要?

あなたは、近所にどんな人が住んでいるか知っていますか?
今、地域のつながりは、どんどん希薄になっています。これでは災害の時に困るという声がある一方で、知らない人と交流することに抵抗を感じる人もいます。地域のつながりについて、あなたはどう考えますか?

地域のつながりは面倒くさい

地域のつながりは面倒だよ。うちの親も夏祭りの手伝いとか疲れるし、気を遣うって言ってる。
それに隣近所に変な人がいる場合、犯罪に巻き込まれる可能性もある。
防災も自分で備えれば、きっと大丈夫だよ。気の合う人ならネットにいるし、さみしくないよ。

地域で助け合いながら生活できる

地域のつながりは大切だよ。近所の子どもを注意したり、一緒に遊んだり勉強を見てあげるなど、地域全体で子どもを育てることができる。貧しい子どもも「子ども食堂」などを開くことで救えるんだ。災害の時だって、顔見知りの方が助け合えるよ。隣の家のおいしいご飯のおすそ分けももらえたりするし、最高!

みんなはどう思う?
Q1.地域の行事に参加したことはありますか?地域のつながりでいいと思ったことや嫌だと思ったことなど、自分の体験談を共有してみよう。

Q2.地域のつながりがなくなることのいい点、悪い点を考え、地域のつながりが必要かどうか、話し合ってみよう。

大人の私が読んでも考えてしまいます。
 

皆さんならどう考えますか?

こひめのおすすめポイント

驚かされたのは、コラムにあった
『見せかけだけの取り組み、SDGsウォッシュ』です。

「SDGsウォッシュ」とは、SDGsに取り組んでいるように見せかけて、実際は
何の貢献もしていないことを言うそうです。

言葉の由来は「ごまかし」という意味の「ホワイトウォッシュ」という英語。
「環境にやさしい」といいながら、うわべだけの取り組みをしている造語を「グリーンウォッシュ」というようで、その流れでできたのがこのSDGsウォッシュです。

たとえば政治家でもSDGsのバッジをつけている人はたくさんいますが、
その人たちは果たして国会議事堂までどうやって通勤しているのでしょうか?
皆、エコカーなのでしょうか?乗り合いとかでやってきているのでしょうか?

『目標13 気候変動に具体的な対策を』では、
自動車が出す二酸化炭素の排出が問題になっています。
一人一台で来ていたら、いくらエコカーでも意味がないと感じるのです。

それなのに、堂々とSDGsバッジをつけている。
ニノ姫に言わせれば、「SDGsウォッシュだ」だそうです。

政治家だけではありません。
SDGsのロゴマークを自社サイトに貼って取り組んでいるふりを
している企業もあるそうです。

SDGsに取り組んでいることを発信すれば「良い会社だ」と思われ、
業績アップ・イメージアップにつながるからです。

けれども後で「SDGsウォッシュ」だとバレたら、結局信用を失うことになります。

きちんとこういうことまで教えてくれるこの本には
本当に勉強になりました。

SDGsババぬきカードゲームもあります

発売日:2022年4月13日

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SDGsをババ抜きで楽しく学べるカードゲームです。
世界の課題を遊びながら、体感できる仕掛けがあります。
基本のルールはババ抜きなのでわかりやすいのが特徴です。

●ルール
同じ目標の手札がそろったらカードを捨て、ジョーカーをもっている人が負けです。SDGsババ抜きカードゲームの特徴は、手札を捨てる際に、指示カードの指示に従わないといけないこと。

この指示カードには、世界の現状を知ったり、社会の不条理さを体感したり、実際の解決策に向けて行動したりするような仕掛けがあります。

「えー!なんでー!損した」などと、笑いながらも、「これって社会で起きていることだよね?」とふと考えたり、みんなで協力する指示カードがあり仲良くなったりとコミュニケーションの活性化にも役立ちます。

また、各指示カードには、データが記載されており、その目標の現状を客観視してみることができます。まさに、SDGsを知る・学ぶ・行動することができます。

アマゾンホームページより

ゲームは基礎編と発展編の2種類があるので、飽きることなくゲームを楽しめます。

付録物
楽しく学んだあとに、さらに学びを深めるワークシート、ガイドブック付き
・解説書
ゲームでやった指示の内容をなぜやったのか、すべてには理由があり、その問題の構造的な背景について深堀りします。
・ガイドブック
社会の実情を写真で知るガイドブックでは、ゲームの内容が現実ではどのように起きているのかリンクして学びを深めることができます。みんなで考えてほしい議論のテーマも列挙しているので、ディスカッションにもオススメです。
・ワークシート
私たちに何が具体的にできるのか、自分たちにできる行動を書き込み式で考えます。

アマゾンホームページより

●対象年齢:小学生~大人まで
●プレイ人数:3~6人
●プレイ時間:15~25分

amazonホームページより

中学受験では自分の意見を述べたりする問題もあります。
SDGsなどはこれからもフォーカスされる分野であることは間違いありません。

遊びながら学べるこのようなゲームから中学受験勉強を始めるのも
良いかもしれません。

こひめのひとりごと

昭和生まれの私たち大人は、SDGsすら知らないことが多いのではないでしょうか?

私もニノ姫が学校の授業で勉強して、(しかも「総合」という昭和の私が知らない授業(笑))
17個ある目標をすべて暗記しているんです。

そうだよな、この子たちは
地球の未来を守っていくために
こうして勉強しなくてはいけないんだよなと
勝手に思っていました。

でもこの本を読んで、いやいや、違うな。これは私たちから意識を変えなくてはいけないなと
思いました。



「おわりに」でたかまつななさんが、

みなさんも、この本でSDGsを学ぶだけではなく、誰かに「ありがとう」と言われるように、行動に移してみませんか?
自分たちの子どもや孫、ひ孫の世代に自信をもって、「こんな社会に生まれて幸せ」「この地球が大好き」と思ってもらえるようにしましょう。

SDGsは目標です。目標達成のために行動しなければ意味がありません。一緒にがんばりましょう!

たかまつなな『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』より

と、書かれています。

学んでいる子どもの親である私たちがまず一緒に学んで、
変えられるところを子どもと協力して変えていかなくてはいけないなと思いました。

これからたくさん勉強して、大きくなる子どもたちが、
その夢をかなえることができる世界でないと意味がない。

昭和生まれの私たちもSDGsを学んで、少しずつでも意識を変えていく必要があります。


中学入試では最近SDGsや
『地球環境』についての出題が増えてきているようです。

低学年からたくさんこのような良書と触れ合い、
色んな意見を交わすことで子どもの記憶にも残ると思います。

ぜひご家族で読んでみてください。

それではまた。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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