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とても分厚い本でしたが、
読めました。
映画にもなっています。
〇アラフォー
〇アラサー
〇婚活したことがある、
しようかと考えた
〇田舎出身
のかたにおすすめの一冊です。
<私はこんな人です>
・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年
B型でひねくれものなので
発売されたばかりで
題名を聴いたことがある本よりも、
今現在は埋もれてしまっている
良い本を紹介したいと
思っています。
図書館に置いてある本
(すぐ予約できる本)を
中心にご紹介しています。
幼い頃から本が
大好きだった私。
国語の成績はいつも
トップ層でした。
私立女子中に通う
中1長女(一の姫)、
2026年中学受験予定
小5次女(ニの姫)も本が大好き!
国語の成績だけは毎回
偏差値60を越えます。
読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、
購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。
あらすじ 2022年9月発売
仕事も恋愛も順調だった架だったが、
長年付き合った彼女にフラれ、
マッチングアプリで婚活を始める。
そこで出会った控え目で気の利く真実と
付き合い始めるが、1年経っても結婚に
踏み切れずにいた。
しかし、真実からストーカーの存在を
告白された直後、「架くん、助けて!」と
恐怖に怯えた着信を受ける。
彼女を守らなければと、ようやく
婚約したが、真実が突然姿を消した。
両親、友人、同僚、
過去の恋人を訪ね、居場所を探すうちに
架は知りたくなかった彼女の
過去と嘘を知るのだった・・・・・・・。
著者
辻村深月
1980年2月29日生まれ。
山梨県出身。
千葉大学教育学部卒業。
2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で
第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。
他の著作に『子どもたちは夜と遊ぶ』
『凍りのくじら』
『ぼくのメジャースプーン』
『スロウハイツの神様』
『名前探しの放課後』
『ロードムービー』
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
『V.T.R.』『光待つ場所へ』
(以上、講談社)、
『太陽の坐る場所』(文藝春秋)、
『ふちなしのかがみ』(角川書店)など。
2010年に『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』が
第142回直木賞候補作となる。
新作の度に期待を大きく上回る作品を
刊行し続け、幅広い読者からの
熱い支持を得ている。
読んだ感想
井の中の蛙
この人たちはーーーーーー世界が完結しているのだ。
辻村深月『傲慢と善良』より
自分の目に見える範囲にある情報がすべてで、
その情報同士をつなぎあわせることには
一生懸命だけど、そこの外に別の価値観や
世界があることには気づかないし、興味もない。
ーーーーーー井の中の蛙、という言葉を
思い出した。とても狭い範囲の常識と
知識で生きている。
私は千葉の田舎の出身なので、
とてもよくわかります。
こちらのブログ↓でも少し触れていますが、
地方の(田舎の)常識は、
そこで生活している人にとっては
常識、ごく普通のことなのですが、
外から来た人には
とてもじゃないけれど
すんなりとは理解ができない
「常識(普通)」なんです。
私が結婚して子育てをしている街も
どちらかといえば
田舎の方になります。
私はもともと頭が固いわけではなく、
学校も仕事も色々な場所に
移動して生活してきたので、
「普通」はその場所によって
違うなと感じてはいます。
その「普通」が面白くて
許せる範囲なら良いのですが、
(例えば群馬県では教室の挨拶は
「起立、注目、礼」だとか、
運動会は紅白組じゃなく
山の名前(赤城、榛名)で競うとか)
この『傲慢と善良』のようだったり、
頑なに意見を変えないような人だと
呆れてしまいます。
自分の思っている「普通」は
ここから出てしまったら
「普通」でもなんでもないんだけどな、と。
HSPなことも相まって
子育てしながらも友だちは
全然いません(笑)
でも気の合わない人と頑張って付き合っても
良いことはないのでもう頑張りません。
こうしたいと思ったときが動くとき
「相手が、明日も待ってでけると思うのは、
辻村深月『傲慢と善良』より
図々しいっちゃ。
急にそれができなぐなった人だぢ、
わたしもうんと、見できたがら」
方言があるおばあちゃんの言葉です。
地震などの自然災害もそうですが、
事故なども予測できなく起きて、
今日と同じ日が明日も続くとは
保障されていません。
今伝えたい、と思ったときが
動くときなのだと思いました。
結婚はゴールではない
この結婚に、
辻村深月『傲慢と善良』より
迷って決めたこの決断に
意味があるのだと思いたい。
その祈りが、少なくとも、
自分の横にいるこの人に
届きますように。
私の友だちは
まだ結婚していない子もいるし、
結婚して子どもが高校生の子もいますし、
結婚したけれど離婚した子もいます。
思うのは、「結婚はゴール」では
全くないこと。
赤の他人が一緒に暮らして、
子どもが産まれればまた衝突して
成長してくればまた衝突して
働き始めたらまた衝突して・・・・・・。
結婚生活は衝突の繰り返しな気がします。
でも
そのたびにきちんと
目をみて話し合うことが
大事だと思います。
親の気持ちもわかってきた
私は主人公たちの気持ちもわかりますが、
親の気持ちについても
ちょっと反省しました。
私は結婚して15年が経ちまして、
一の姫が13歳になりました。
私自身HSPなので、
なにかと心配してしまうし、
姉妹を
信じていないわけではありませんが、
やはり何かがあると「大丈夫だろうか」と
ドキドキしてしまいます。
何もできなかった赤ちゃんから、
ここまで本当にあっという間で、
今は一人で重たい荷物を背負って
一人で満員電車に揺られて中学に通っています。
それだけでも毎日心配ですが、
ここからは自分で選んで
将来を決めていくことになります。
子どもを信じて、賛成してあげられるのか
時間がかかったとしても
手を出さず、口を出さず見守ることが
できるのか・・・・・・。
幼い頃のように
また我慢の日々を
耐えられるのか、
この本を読んで心の準備ができました。
『傲慢と善良』はこんな人におすすめ
〇40代・アラサー世代
〇婚活したことがある、
しようと思ったことがある
〇田舎の出身
〇どうして自分には彼氏(彼女)が
できない(長続きしない)のか
わからない
〇アラサー・40代の子どもがいる
幅広い世代の方が読める本だと思います。
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
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