わが家の次女は小2で
摂食障害になりました。
その始まりは
夏休みに入ったことでした。
夏休みは親にとっては
ご飯を3食も食べさせて、
一日中家にいて
ゲームや動画ばかりしている
迷惑な長期休みかもしれませんが、
子どもにとっては
疲れた心をゆっくりと癒せる
唯一の休みかもしれません。
〇最近子どもの顔を
ちゃんと見ていない
〇子どもに笑顔がない
〇子どもが受験生
〇子どもとの接し方がこれで良いのか
わからない
〇子どもが学校に行きたがらない
そんな方におすすめの一冊です。
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＜私はこんな人です＞
・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年
B型でひねくれものなので
発売されたばかりの
題名を聴いたことがある本よりも、
今現在は埋もれてしまっている
良い本を中心に
紹介したいと思っています。
幼い頃から本が
大好きだった私。
国語の成績はいつも
トップ層でした。
私立女子中に通う
中1長女（一の姫）、
2026年中学受験予定
小5次女（ニの姫）も本が大好き！
国語の成績だけは毎回
偏差値60を越えます。
読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、
購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。
本の内容
「子どものこころ」は傷つきやすいもの。
大人がきちんと守ってあげましょう。
「児童精神科の病棟看護師」として、
児童精神科に入院する子どもたちと
誰よりも長く接している著者。
子どもとつねに一緒にいる立場だからこそ
わかる、子どもの心の傷つきやすさと、
傷ついてしまったあとの影響の大きさ―。
「大人の不機嫌が子どもをいい子にさせる」
「叱っても意味がないわけ」
「子どもへの怒りの背景は
過度な期待?」など、
親なら心当たりのある内容にくわえ、
自傷行為や自殺願望にどう対処するかと
いった重めのテーマまで対応。
親(大人)自身の心の守り方も掲載。
「おすしさいこうかよ」が
子どもと接するときのキーワードです！
著者
こど看
精神科認定看護師。
精神科単科の病院の児童思春期
精神科病棟に10年以上勤める。
現在も看護師として病棟勤務しながら、
「子どもとのかかわりを
豊かにするための考え方」をSNS等で
精力的に発信中。
メンタル系YouTuberの会所属。
一児の父。
X(Twitter)・YouTube @kodokanchildpsy
読んだ感想
これらを読んで、
ドキッとした方いませんか？
私もです。
この本は、
次女が通級指導教室に
通っている時に出会いました。
表紙に書かれていた
「大人の不機嫌は子どもを無理やり
”いい子”にさせる？！」という言葉が
胸に突き刺さりました。
なぜなら、私の機嫌が悪いときは
姫たちが必ず良い子になっていたな、
と感じていたからです。
不機嫌そうな表情をしていれば、
姉妹喧嘩もしないし、
お手伝いもしてくれる。
子どもへ恐怖を植え付ければ
自分が楽になると
思ってしまったんです。
頼れるところが近くになく、主人も休みがなくワンオペHSC子育て
今思い返すと初めての育児な上、
実家も義実家もそばになく
頼れるところが全くない中で
ほぼワンオペ育児をしていた私は
疲れていました。
※今ならHSPの私が、
HSCの2歳差2人子育てをしていたから
余計に辛かったのだと理解しています。
HSP・HSCとは
ひといちばい敏感な子
（Highly Sensitive Person・Child）のことです。
音や匂いにとても強く反応したり、
他人の感情を自分のことのように感じたり、
影響を受けてしまう”繊細な気質”を表す言葉です。
一説には人口の15～20％、
5人に1人はHSPだと言われています。
HSPのおもな4つの特徴
①丁寧で深い情報処理ができる
ナンバープレートや電話番号などの意味のない数字の並びに
意味を見出そうとする。
いろんな視点で物事を考えて、
調べものをはじめると止まらない。
②過剰に刺激を受けやすい
日常的に街にあふれる音が、騒音に感じられる。
人混みが苦手。
友だちと過ごすのは楽しいが、疲れてしまう。
音楽や映画、物語に感動しやすい。
③感情の反応が強く、とくに共感力が高い
誰かの悲しい顔を見ると、同じように悲しくなるし、
誰かが怒られていると、自分が怒られている気分になる。
人のちょっとした仕草（貧乏ゆすりとか舌打ちとか、
ペンを机に当てる音とか）が気になる。
④ささいな刺激にも反応する
強い光や日光が苦手。
カフェインなどを摂ると、
身体が敏感に反応して
眠れなくなったり
お腹が痛くなったりする。
小さな環境の変化にすぐ気づく。
服のチクチクする触感が苦手。
☆感受性が強く、
豊かな想像力がある。
☆人を思いやることができる。
☆気遣いができる。
☆小さなミスや改善できる部分に気づける。
これらは、
私の自慢できる特性です！
虐待傾向のダメ親でした
私が虐待傾向のダメな親だった時期は
次女が1歳になったくらいの時から
始まっていたと今は思います。
長女と違い、うまく話せなかった
次女のいうことがわからず、
イライラすることが多かったです。
また、結婚するまでバリバリ働いていて
早くまた働きたかった私は、
「次女さえしっかりしてくれれば！」
と怒りの矛先を次女に
向けてしまっていました。
イヤイヤ期もあいまって
わからないことを言う次女を
部屋に閉じ込めてしまったり、
頭や手を叩いたり、
泣き叫ぶのを包丁見せて
脅したり・・・・・・。
最低でした。
二人とも、気づいたら
わがままは言わなくなったし、
「やだ」「やりたくない」
「食べたくない」
などという言葉も
言わなくなっていました。
それをいいことに
次女が小2になった時
私は無理やり働きに出ました。
1人きりで家で待たなければならなく
寂しい思いをしていた
次女の気持ちに
気づかないふりをして・・・・・・。
その頃の写真を今見ると次女は
とてもひきつった、
無理やりな笑顔をしているなと
感じます。
そしてその罰が小2の夏休みに
次女にあらわれました。
何も食べられない毎日
結局仕事が合わなかったこともあり、
1学期終業式に私は退社しました。
ですが、夏休みに入ったとたんに、
次女が食べられなくなりました。
白いごはんでもなんでも
5分以上
ずっと口の中で噛んでいて
「何してるの？」と聞くと、
「飲み込むのが怖い。飲み込めない。」と
いうのです。
最初は
またくだらないこと言って
と思っていました。
40分以上もごはんにかかるので
イライラして、
いいかげんにして！！
もう食べなくていい！！
と、無理やり下げていました。
3日もすれば食べるようになるだろうと
思っていたのですが、
それは1週間以上続きました。
体力も落ち、生気がなくなってきていたので
さすがに心配になって
主人にかかりつけ病院に
連れていってもらいましたが
「体に異常はなし」。
体に異常はないから
精神的なことかもしれないね
と言われました。
児童精神科を紹介することはできるんだけど
今からだと初診は1ヶ月以上はかかるし
下手すると3か月先かもしれない
といわれました。
そのあとは藁にもすがる思いで、
保険会社が提携している
カウンセリングを受けたりもしました。
結局、住んでいる自治体の無料の
カウンセリングを受けることになり、
そこで「通級指導教室」を知ることになります。
カウンセリング
小2になった次女は
自分の心を保つために
友だちを巻き込んでしまう
嘘を私につきました。
その時も私は
嘘をつくなんて！
そんな子に育てた覚えはない！！！
嘘つきは泥棒の始まりだよ！！！
と、ひどく怒りましたが、
カウンセリングの先生たちは
”次女ちゃんがそれほど
追い詰められていた”と
いうことでしかないんですよ。
子どもはみんな嘘をつくものです。
だから
”次女ちゃんに嘘をつかせてしまった”
”こんな子育てをしてしまった”と
お母さんは思わないでください。
と諭されました。
また次女が笑える日はくるんでしょうか？
絶対にきます！！！！！
私はそのためにいるんですから！
絶対に大丈夫です！！
そう言ってもらえて、号泣したのを
覚えています。
私はここから考え方が変わりました。
後悔と懺悔の日々
ごはんを食べないなんて普通じゃないのに、
どうしてもイライラしてしまって
優しい言葉も、母親としての行動も
とれていませんでした。
どんどんやせ細っていくし、
目に生気はなくなるし、
笑顔なんてまったく
見られない夏休みでした。
私は次女が幼い頃から
自分がなんてことをしていたんだろうと
ひどく後悔しました。
そしてここからは
次女が満足するまで
そばにいてあげて、
わがままもいえるくらい
なんでもしてあげようと心に決めました。
1歳～6歳まで約5年間
辛く寂しい思いをさせたから、
せめてその時間を取り戻せるように
5年以上はそばにいようと決めました。
あれから3年が経ちました
今年は小5の夏を迎えました。
あれから3年が経ちました。
あの頃が嘘だったように今は
元気でよく笑い、甘えん坊で
「いやだ～」「やりたくない～」も
いう子になりました。
よく食べて、よく学んでいます。
子どもが笑うのは安心しているから。
こど看『児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた』より
子どもを日々懸命に支えながらも
子どものためを思う
あなたの優しさや思いやりが
たくさん詰まっているのですから。
あなたが子どもとかかわっている時に
子どもが笑ったということは、
あなたの話や仕草、表情に対して
「面白さ」を感じていると同時に
あなたから「安心」も感じているのです。
だからこそ、
「今日も子どもが笑ってくれた」と
感じたときは、
自分が子どもに与えている
安心感についても
振り返ってみてください。
そこには、子どもを日々懸命に支えながらも
子どもを思うあなたの優しさや思いやりが
たくさん詰まっているのですから。
褒めてもらえた気がして
とても嬉しかった文章です。
今わたしは2026年中学受験生の母です
長女が2024年中学受験を合格で
締めくくることが出来て、
今度は次女が2026年中学受験予定です。
この本には
中学受験生を支える家族に
是非読んでほしいと思う箇所があります。
次女は、とても真面目な頑張り屋です。
そんな次女にも伝えた文章がこちらです。
「逃げ道」と「休憩所」は与えすぎることはない
こど看『児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた』より
子どもは大人に比べて「これ以上やると疲れる」
と自覚する経験がまだ少ない。
「自分はどのくらい疲れているのか」
「いつ、どうやって休むのか」など
十分に理解できていない。
だからこそ「休む」
「逃げる（回避する）」などの
「自分に無理をさせない選択肢」を
思いつかず、
がんばり続けてしまうことがある。
「自分に無理をさせない選択肢」を
事前にたくさん用意して、
可能であれば子どもと一緒に
実行してあげてください。
「こっちの道もあるよ」と逃げ道を提案したり、
「疲れたら休んでいいんだよ」と
休憩を提案することが
子どもを支える上で非常に大切です。
私は40代・HSPなので、
「つらいことがあっても逃げない」
「へとへとになるまで頑張ることが大切」と
根性論で生きてきました。
でもそれで良かったことは今ふりかえっても
あまりなかったなと思います。
無理をして適応障害になったり、
食べられなくなったり・・・・・・。
だからこそ、娘たちには
「逃げ道」と「休憩所」を作る大切さを
伝えています。
中学受験がすべてではないし、
体調を崩すくらいならいつでも
撤退する準備は出来ています！
目を離さず、心を離さず
見守っていきます。
『児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた』はこんな人におすすめ
〇最近子どもの顔を
ちゃんと見ていない
〇子どもの笑顔が少なくなったと感じる
〇子どもの声を聴いているのが辛い
〇子どもの声がとげとげしい
〇子どもが反抗期
〇子どもが受験生
〇子どもとの接し方がこれで良いのか
わからない
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
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