川口俊和『やさしさを忘れぬうちに』を読んだ感想

思いきり泣きたいあなたへ
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こひめ
こひめ

『コーヒーが冷めないうちに』シリーズの5作品目です。

映画にもなったので、ご存じの方も
いらっしゃるかもしれません。

だいぶだいぶ面倒な
ルールがあるけれど、
チャンスに恵まれれば、
望む過去に戻ることのできる
不思議な喫茶店でのお話です。


〇泣きたい
〇温かい気持ちになりたい
〇色々な人の人生をのぞき見たい

という方にオススメの一冊です。

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あらすじ

ハリウッド映像化! 
世界320万部ベストセラーの
『コーヒーが冷めないうちに』、

第5巻が発売!

「いつか」なんて待たずに、
すぐ会いに行けばよかった——。


結婚を許してやれなかった父、
バレンタインチョコを渡せなかった女、
離婚した両親に笑顔を見せたい少年、
名前のない子供を抱いた妻……
止まってしまった「今」を
未来へと動かすために過去に戻る、
4人の男女の物語。

とある町の
とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座るとその席に座っている間だけ
望んだ通りの「時間」に移動ができるという

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない

2.過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない


3.その席には常に白いワンピースを着た女が座っている


4.その席に座れるのはその女が席を立った時だけ


5.過去に戻っても、席を立って移動はできない


制限時間はカップにコーヒーを注いでから、
そのコーヒーが冷めるまでの間だけ


めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる

喫茶店の名前は、フニクリフニクラ

この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡。

著者

川口俊和(かわぐち・としかず)

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。
小説家・脚本家・演出家。

舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。
同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、
2018年に映画化。

川口プロヂュース代表として、
舞台、YouTubeで活躍中。

47都道府県で舞台『コーヒーが冷めないうちに』を上演するのが目下の夢。

趣味は筋トレ、サウナ、シーシャ(水たばこ)。
モットーは「自分らしく生きる」。

読んだ感想

一作品目は映画にもなっています。

映画『コーヒーが冷めないうちに』予告

私は気になった本を
図書館で借りて読んでいるので、
5作品のうちどれを読んだのか
わからなくなっていました。

そのうちの2作品は
2018年と2022年に
読了ブログがありました。

あと2冊も読んでいるとは思うのですが・・・。

心にゆとりがない時に
返却日に追われて急いで読んでしまったんだと思うので、
内容を覚えていません。

・・・もう一度借り直します。


今回は4つのお話

【目次】

プロローグ
第一話 離婚した両親に会いに行く少年の話
第二話 名前のない子供を抱いた女の話
第三話 結婚を許してやれなかった父親の話
第四話 バレンタインチョコを渡せなかった女の話



私が泣けたのは
「第二話 名前のない子供を抱いた女の話」
「第四話 バレンタインチョコを渡せなかった女の話」です。

「第二話 名前のない子供を抱いた女の話」

人はどんな時でも迷いながら生きている。何かを決断しても100パーセント迷いがないということはない。迷いとは心の中にいるもう一人の自分である。漫画などではよく天使と悪魔で表現されるが、どちらも自分の心の声である。

<中略>

人の心は移り変わる。どんなに固い決意をしても、些細な出来事が原因で、また迷いだす。
無理矢理気持ちを抑え込もうとしても、一度生まれた迷いを振り払うのは困難である。数秒前までの自分とはまるで違う考えの自分がそこにいる。

川口俊和『やさしさを忘れぬうちに』第二話より


題名からはどんな話なのか、
想像がつきませんでした。

幸せがあふれていた頃には
想像もしていなかった未来。

詳しくは話せませんが、
ご主人の悲痛な思いに
ボロボロと泣けました。


親になったひとなら
絶対泣ける!!お話です。


「第四話 バレンタインチョコを渡せなかった女の話」

些細な理由であっても、関係の修復に時間がかかることもある。お互いの主張を受け入れられず、何年もこじれたままになることも多い。人間の心とは、それほど複雑で、簡単にはいかない。相手を信じていればいるほど、裏切られたことに対する怒り、または悲しみは耐え難い。一方的に謝って終わるのか、それとも、余計に拗れてしまうのか。もしかしたら、不満をぶちまけられて終わるかもしれない。

川口俊和『やさしさを忘れぬうちに』第四話より

この章も(バレンタインね。あ~よくある話だよね。)と思いきや、
ラストにどんでんがえしがあって驚かされました。

予想を大きく裏切られました。



私はこのお話の関係とは少し違いますが、
実家の家族と拗れたままもうすぐ10年が経ちます。

引用させていただいた文章にあるように
相手を好きだったからこそ。
最後まで信じていたからこそ。
裏切られたときのショックと苦しみと言ったらありません。

それは10年経とうが癒えないし、
許してまた以前のように戻る・・・とかは
今もまだできません。

その間に両親が死んでしまったら?とかも考えなくはないですが、
「死に目に会えなければ後悔するだろう」と言われても
別にもうこのまま
会えなくていいと思っている
自分がいます。


これが意地なのか、
本心なのかはわかりません。


ただ、今の家族は大切にしたいと思っています。
何かあったときにあの時こうしていれば・・・という後悔だけは
したくありません。

だからといって毎日毎日みんな笑顔で、
仲良くいられるわけではありません。

文句をいうときも、怒るときも、
怒鳴ってしまうことも
喧嘩することもあります。


でも、
「いってらっしゃい」と見送ったこのドアが閉まったら、
また無事に「ただいま」と
帰ってくる保証はどこにもない。

いつどこでどのように
幸せな生活が壊れるときが
くるのかわからない。

当たり前の幸せな日常は
当たり前じゃないのだと、
そう気づかせてくれる本なのかもしれません。

この本をオススメしたい人


〇泣きたい


〇温かい気持ちになりたい

〇色々な人の人生をのぞき見たい

〇じっくりと読む時間はとれない

という方にオススメの一冊です。

それではまた。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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