【とにかく笑いたい人におすすめ】岸田奈美『傘のさし方がわからない』を読んだ感想

10歳~12歳のあなたへ
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この夏からNHKテレビで
ドラマが始まった
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
の著者 
岸田奈美さんの3冊目の本です。

〇とにかく笑いたい

〇名探偵コナンが好き

〇読書は苦手

〇エッセイって何?読んだことない


という方におすすめの一冊です。

<私はこんな人です>

・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年


B型でひねくれものなので
発売されたばかりの
題名を聴いたことがある本よりも、

今現在は埋もれてしまっている
良い本を中心に
紹介したい
と思っています。



幼い頃から本が
大好きだった私。
国語の成績はいつも
トップ層でした。

私立女子中に通う
中1長女(いちひめ)、

2026年中学受験予定
小5次女(ひめ)も本が大好き!

国語の成績だけは毎回
偏差値60を越えます。


読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、

購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。

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あらすじ 2021年10月20日発売

笑えて、ときに泣けてしまう
爆走エッセイ!

この本を読んで後悔する人はいない。
むしろ感謝に満ちると思う。
岸田家にも自分にも、明日があることに。
――矢野顕子さん激賞!

異例の大反響!
『家族だから愛したんじゃなくて、
愛したのが家族だった』から1年、

ゲラゲラ笑えて、ときにしんみり、
なんだか救われてしまう
爆走エッセイ第2弾の登場です。

◎車いすユーザーの母のために、
「全財産を使って外車を買った」。
(えらいことになる話より)

◎隣家がリビングで焼きいもをして
火事になった「東京は火の用心、恋用心」
(東京でひとり暮らす話)

◎iDeCoの書類を書きながら、
生きる希望について考えた
「30年後、きみがいない世界で」
(これからのわたしに宛てる話より)

…など。

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著者

岸田 奈美 (きしだ なみ)

1991年、神戸市北区生まれ。
中学2年生のときに起業家の父が突然死、
高校1年生のときに母が心臓病で
車いす生活、弟が生まれつきダウン症。

認知症で荒ぶる祖母と、
よく吠えるかわいい犬の
梅吉も一緒に毎日が楽しい。

関西学院大学人間福祉学部
社会起業学科に在学中、
株式会社ミライロの創業メンバーとして9年働き、
2019年3月、急にエッセイがバズって、
作家として独立。

Forbes JAPAN「30 UNDER 30 2020」
日本・アジアともに選出。
Internet Media Awardsグランプリ。

読んだ感想

エッセイを読んだことがなくてもこの本はおすすめ

エッセイはどんな本か知っていますか?

「エッセイ(essay)」の意味を
辞書で調べてみると、

自由な形式で意見・感想などを述べた散文。
随筆。随想。

小学館デジタル大辞泉より

となっています。

つまり「自分が感じたことや
体験したことなどを、
自由な形式で書いたもの」を
「エッセイ」と呼ぶようです。

日本では一般的に
随筆」という意味で使用され、
文学のジャンルの一つとして
確立しました。

日本で一番有名な「エッセイ(随筆)」は、
なんといっても、平安時代中期の
清少納言が書いた『枕草子』でしょう。

日常生活で起きるさまざまな物事を、
女性ならではの目線で観察し、
機知とユーモアに富んだ文章で
書き綴っているのが特徴です。

私はエッセイがあまり好きではなく
ほとんど読んだことがありません。

ですが、この本は読み終わりました。

予習シリーズ5年の国語の問題に登場

ニノ姫
ニノ姫

ママ!

この文章 面白いよ。読んでみたい!

借りたきっかけは またもや、二の姫の
国語の問題で掲載されたことです。

この本も同じ経緯で出会い、読んでよかった本



勉強する問題のテーマはもちろん
「随筆文」。

掲載されていた箇所は、
「思いこみの呪いと、4000字の魔法」
という章からでした。

「自分は障がい者差別をしていない」
と思っているが、
実は差別という言葉が奥に隠れ、

話している本人も自覚していない
「思いこみ」
発言されることによって
それが「差別になってしまっている」。

というような箇所でした。

エッセイなのに、ところどころ
こうした真面目な(?)問いかけもあり
とても面白い本でした。

名探偵コナンを引き合いに出し そこからの学びに感動

著者の岸田さんは、漫画やアニメが
お好きなようで、ちょこちょこ
ドラゴンボールや名探偵コナンを
つっこんできます。

私もコナンは知っているので、
その文章の引き合いに何度も笑わされました。

しかし、最後には
哲学のようになり、
思わず感動してしまいました。

わたしがもつ「興味が移りやすく、衝動的で、
類まれなる運に出会うこと」は、
会社員としては短所だった。

これがワクワクを届ける作家になった瞬間、
長所になった。

長所が背中、短所がお腹についていて、
いる場所が変われば、
風向きや陽の当たる角度が変わり、
照らされるのはお腹になるか
背中になるかも変わるんだ。

(中略)

できるだけ長所が照らされる場所にいたい。
わたしはそう願っている。


(中略)

自分よりも頭のよい仲間たちと得られる
経験こそが、光彦に必要なんだろう。
そこにいることを自らが望むのであれば、
どんなに挫折や苦難を味わったとしても、
自尊心は下がらない。

がんばれ、光彦。
わたしも、がんばるから。
ときには挫折を、ときには劣等を感じながらも、
陽の当たる雲の切れ間に向かって、
舵を切ろう。

岸田奈美『傘のさし方がわからない』より

このように、真面目な文の合間に
つっこんだり、例えたりするのですが、
それが面白くて面白くて、
これはカフェや電車で読むのは
やめた方がいいと思います。

私は久しぶりに本を読み
笑いすぎて泣きました。

でも、学ぶ場面や、
怒りたくなる場面もたくさんあり
普段エッセイを読まない私のような人
にぜひ読んでほしい一冊です。

『傘のさし方がわからない』はこんな人におすすめ

〇とにかく笑いたい

〇名探偵コナンが好き


〇中学受験生

〇読書は苦手

〇エッセイって何?読んだことない

という方に読んでほしい
おすすめの一冊です。

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笑えて泣いたのは久しぶりです
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読んでみようかなと思ったら

それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。

岸田さんのそのほかの本はこちら
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