
中学受験をしようと決めても、
大手の中学受験塾が家の近くにあればまだ良いですが、
果たして週3日も2時間以上も
小学校が終わってから
たった9歳の子が
勉強なんてできるのだろうか。
弟妹がいて送り迎えができないけど一人で通えるのだろうか。
なるべくだったらまだ貯金もしておきたいけど経済的にも大丈夫なのだろうか。
中学受験をする子が
クラスに3~4人しかいない
公立進学が圧倒的に多い地域では、近所のママ友にも気軽になんて聞けません。
一人で情報収集するしかない心細さを少しでも解消できればいいなと思い、まとめます。
下記は、
2021年1月8日のアメーバブログです。
一ノ姫(長女)が小学校3年生の3学期、
中学受験を決意した時のブログです。
(中学受験界では2月から新学年。
小3の2月から「新小4」となります。
最初はわかりづらいですよね)
2022年12月5日 文章加筆・修正しています。太字で表します。
中学受験に挑戦します
2021年、
一ノ姫は小学校4年生になります。
中学受験に挑戦することを決めました!
小学校に入った時から学区内の公立中学にはあまり良いイメージはなく、 家から歩いて30~40分もかかるし、どうかな・・・と悩んでいました。
(私も主人も今住んでいる場所は地元ではありませんが、 あまり勉強に力が入れられていなかったり 通う生徒の人数が多すぎることも気になっていました。)
でもこちらから娘には何も言えない。。。
勉強を強制的にやらせてしまうことになるのではないか、と思っていたからです。
ただ色々情報だけは与えておこうと、
中学校の制服が並んでいるところで、
通う中学の制服や
公立中高一貫校の制服を見せたり、
本屋さんでは私立の中学受験案内を見せて説明したりしていました。
選択肢はたくさんあるんだということを教えておいてあげたかったんです。
中学受験をしようと思った理由
私立の中学受験をしようと
決定的になった理由は、
一ノ姫になかなか友達ができなかったことでした。
周りを観察しすぎて、
空気を読んでしまう一ノ姫は
自分から話しかけられる子ではなく、
だからといっていじめられるようなタイプでもないので、
クラスでは中立的な、
空気のような存在だったのでしょう。
一ノ姫の通う小学校は少子化の時代に逆行したマンモス校。
毎年クラス替えがあるので、
2年生になったら・・・
3年生になったら・・・と望みをもっては
いましたが、
3年生の2学期にもなかなか打ち解けられないのをみて、中学受験を薦めました。
毎日毎日 友達の話をしてくれていましたが、
(なんか話が一方的だな)と
不思議に思ったので聞いてみると、
一ノ姫に話しかけてくれていたのではなく、
「大きな声で話しているから聞こえてしまうんだ」と言ってきたのです。
意図せず聞こえていた話を私に話していたんです。
「じゃあ休み時間は何をしているの?」と聞いたら、
「天気がいい日は外に出て雑草と遊んでいるかな」という言葉を聞いて、
主人とともにとてもショックを受けました。
頭を強く殴られたような衝撃とともに、
涙が出てきました。
このまま今とほとんど同じメンバーの
公立中学には進ませられない。
一ノ姫にとって良い環境に行かせてあげたいと主人と話し合い、決心しました。
それでも4年生になったら・・・友達が出来るかもしれないと希望は捨てていませんでしたが、
4年生では担任の先生と合わず不登校気味になり、
カウンセラー通い。
5年生でやっと話せる友達ができたようですが、
今のところ私立中学受験をする方向はぶれていません。
同じ中学に行きたいと思えるくらい仲良しではないそうです。
親に中学受験の経験はない
中学受験については私も30年くらい前、
小6になってから、力試しをしてみたいと
自分で考えて受けました。
公文や個別指導の塾には年中から通っていましたが、
家は最寄り駅までバスで20分かかるという
ド田舎だったので、
通える範囲も限られていました(笑)
私の親は受験について調べたりしてくれていた記憶はなく、 自分で本屋さんで調べた気がします。 (願書の申し込みや受験料とかはだしてくれましたが)
2校を受験しましたが、不合格。
今、一ノ姫の中学受験勉強を見ていると私は同じ勉強をした思い出がないので、 全く歯が立たなくて当然でした(笑)
そのあと私は
高校受験でも本命の公立校には落ちましたし、
大学受験も本命には落ちました。
でも進学した先で良い友達も出来たし、
学校生活は色々あったけど楽しかったので、
後悔とかトラウマとかは全くありません。
なので、
今の時点で一ノ姫もいくつか候補校はありますが、
合格したところが神様が選んでくれた
一ノ姫に合う学校になるんだ思うよと伝えています。
一ノ姫にもやりたいことはやってほしい。
やらせてあげたい。
挑戦させてあげたい。
その気持ちは主人も私も共通してあります。
(もちろんニノ姫に対しても)
なので、一ノ姫から
「地元の中学には行きたくない。受験してみたい」と言われた時から、
ネットや本で中学受験の勉強をしました。
塾選び 開始
12月に入ってからは
購入した本を読み、


良さそうな塾の入塾案内を頼んだり、
入塾テストを受けたり、
申しこみに間に合った「小4準備冬期講習」を受けてみたり、
冬休みの間は何かと忙しくしていました。
通信教育の「進学くらぶ」に決定
入塾テストを受けた有名大手塾2校から
入塾の合格をもらいましたが、
わが家が選んだのは
『四谷大塚の通信教育
(進学くらぶ)』です。
選んだポイントは、3つです。
①まだ夜の通塾をさせたくない
(妹がいるので送り迎えができない)
②まだ10歳、
もう少し自由な時間を作ってあげたい
③お金も今はできるだけ節約しておきたい
①については、常々思っていました。
わが家は車がないので、
電車での送り迎えになります。
もうすぐ小2にはなりますがニノ姫はあまり体力がなく、 学校が終わってから一ノ姫の塾に付き合えるとは思えません。
かといって夜にニノ姫が一人でお留守番はできません。
痴漢のこともあったので、
夜に一人で電車に乗せるのはまだ心配でした。
なので最初は独学でドリルとかも考えたのですが(一番安いし)、
資料請求したある個別進学指導塾の方から、
「娘さんに今やる気があるのなら、
何かしら中学受験塾に関わっていた方がいいですよ。
小5になっていざ通塾を始めたときに
レベルの違いとかに 圧倒されて
やる気をなくしちゃう子もいるんですよ。」
と助言を受けました。
そこで、 四谷大塚という老舗の
中学受験塾の通信教育に決めました。
この個別進学指導塾の方には
感謝してもしきれません。
本当にその通りでした。
中学受験の経験がない親では、
特に算数が難しく、市販のドリルだけでは
太刀打ちできなかったです。
もし、のんびり構えていて市販のドリルだけで勉強していたら、
今一ノ姫は日能研のこのクラスにはいられなかっただろうと思います。
②についても、常々感じていました。
テレビで中学受験のドキュメンタリーとかをみていると 少しかわいそうだと感じる時もありました。
でも一般的に15歳で向かう勉強に
12歳で向かうだけのこと。
大変さはみんな一緒なんですよね。
少し幼いぶん、
親が手伝ってあげるところは増えますが。
でももう少しだけでも家で本を読んだり、
テレビを見たり、みんなでトランプしたり、
あやとりしたり、折り紙したり、
マジカルスマートノートで遊んだり、
公園でバトミントンしたり、
のんびりごろごろしたり、
一緒にお料理したり・・・
そんな時間を作ってあげたいと思いました。
でも実際は進学くらぶのカリキュラムに追われ、
これらのことはほとんどできませんでした。
③は説明するまででもないのですが・・・・
早稲田アカデミーもオンラインでの授業を受けられます。
でも授業料は通塾と変わらない値段。
(早稲田アカデミーではテキストは四谷大塚の「予習シリーズ」というテキストを主に使用しています。)
それならばテキストは同じ四谷大塚のものだし
四谷大塚で良いのではないかと思いました。
まだ早稲田アカデミーの体験授業は受けていないのですが、
一ノ姫は超文化系なので体育会系の塾は合わない気がしました。
一ノ姫にとっては一人きりでパソコンに向かう一年間になります。
もちろん、春期・夏期・冬期講習など、お迎えができるものは できるだけ参加しようと思っています。
でも進学くらぶでは
この春期・夏期・冬期の講習も配信されます。
テキストも送られてきます。
もちろん追加でお金はかかりません。
毎月の代金だけで良いのです(安いっ!)。
ただ、この配信ではなく、
校舎に通う場合は別にお金を払います。
(かと言って通信分の返金などはありません。)
なので、春期と冬期はそのまま進学くらぶでやってきました。
通塾生と同じように講習会判定テストもありますし、
平均点や偏差値も出ますので身についているかはわかります。
小4の夏期講習だけは初めての受験生の夏休みだったこと。
そして夏休みは1か月以上あるので、
国語と算数だけ
日能研の夏期講習を別に取ってみましたが、
一ノ姫からすると大変だっただけのような感じでした。
日能研と四谷大塚では
カリキュラムの勉強をする順番も
勉強の仕方も違うので、
まだ勉強していない単元もあったし、
自分の考えを書く記述が多いので混乱したようです。
ここは夏期講習を薦めてしまった私の反省点です。
小5の夏期講習で四谷大塚をとれば良かったのかもしれませんが、大変な思いをした記憶のある一ノ姫は「今回は進学くらぶだけでやる!」と言ってきたので、その気持ちを優先させました。
けれども、もう一つの天王山と呼ばれる小5の夏を一人きりで勉強するのは難しすぎました。
算数は全くついていけなくなり、一ノ姫はここから徐々に成績が下がっていきます・・・。
中学受験を目指している方のブログとかを読ませていただいていると、 正直私の考え方は甘いなと思います。
本気で受験を考えているならもっと犠牲を払わないといけないのかなとも思います。
でも、
わが家の大事にしたいことを
大事にしたままの、
今わが家ができる、これが最高の決断。
そう信じて一歩踏み出そうと思います。
家族みんなで一ノ姫をサポートする中学受験。
いつでも引き返せるし、
辞めることだってできるし、
あまり気張らずに、
スタートしていこうと思います。
まとめ
2021年に中学受験をすると決めてから
もうすぐ2年が経とうとしています。
始めたころに対して考えていた中学受験をしたいという気持ちは
2年を経たところで変わっていませんが、
勉強の状況だけは大きく変わりました。
進学くらぶで1年半勉強できたことは
コロナ禍だったということもあり、
わが家にはとても合っていた。
良かったといえる選択でした。
ですが、
この通信講座は向く子と向かない子がいて、
向く家庭と向かない家庭があることは事実だと思います。
そして向く子(向く家庭)でも、
かなりの努力が必要です。
一人きりで頑張る子の
スケジュールのサポート、
どこかでつまづいていないかを
細かく観察すること、
週テスト・公開組み分けテストなど
毎週の印刷、
テストの間の集中できる場所と時間の提供、
8枚近くのテスト用紙をスキャンで送信、
解答の印刷、
テスト結果の把握、正答率の把握・・・。
もちろん正答率の把握などは
絶対必要ではありませんが、
やはり公開組み分けテストで順位がわかるからこそ、
頑張っているわが子にその場所をキープさせてあげたい!と思ってしまうのが親心であります。。。
進学くらぶはわからないことがあれば
電話やメールで相談もできるし、
対応も丁寧な方ばかりです。
先方から連絡がくることはほとんどありませんが、頼れる場所がないわけではありません。
ただ進学くらぶの問題点もありますし、
親が頑張ってしまう一方で子どもを追い込んでしまいがちになる危険性もあると思います。
ここについては またまとめてブログにしたいと思います。
もしご質問等があればお気軽に「お問い合わせ」に質問してくださいね。
長いブログにお付き合いくださり、ありがとうございます。
少しでも中学受験のスタートの不安を
ぬぐえるお手伝いができていたらいいなと思っています。
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