
3年前に一度読んだ絵本です。
小6になった次女・二の姫は
「やっぱり考えさせられる本だなあ~」と
うなっていました。
選挙が始まる今、
ぜひ大人に読んでほしい良書です。
〇小学校高学年~
〇噂話が好き
〇嘘の情報に苦しんだことがある
〇SNSなどの情報の扱い方を学ばせたい
そんな方におすすめの一冊です。
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<私はこんな人です>
・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年
B型でひねくれものなので
発売されたばかりで
題名を聴いたことがある本よりも、
今現在は埋もれてしまっている
良い本を紹介したいと
思っています。
図書館に置いてある本
(すぐ予約できる本)を
中心にご紹介しています。
★noteでは読書環境や勉強環境を
整えるおうち整理ポイントの
発信をしています。
毎週(月)くらいに
更新しています。kohime|note
★絵本の紹介などは
㈫㈬㈭に
インスタグラムで
発信しています。
https://www.instagram.com/kohime_bookshelf
私は幼い頃から本が大好きで、
国語の成績はいつも
トップ層でした。
私立女子中に通う
中2長女(一の姫)、
2026年中学受験予定
小6次女(ニの姫)も本が大好き!
国語の成績だけは
偏差値60を毎回のテストで
越えます。
読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、
購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。
よろしければご覧ください!
あらすじ 発行日 2014年11月
金色のたてがみを持つ金ライオンは、
一国の王になりたかった。
自分こそが王にふさわしいと
思っていた。
ところが、
街はずれに住む優しい銀のライオンが
「次の王様候補」と噂に聞く。
ある日、金のライオンは
とんでもないことを始めた――
登場するのは動物ばかり。
人間はひとりも出てきません。
けれど1ページ目はこの言葉から始まります。
「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」
著者
作/林 木林 (はやし きりん)
詩人、絵本作家、作詞家。
言葉遊びの分野でも活躍。
詩集に『植星鉢』(土曜美術社)、
絵本に『おおきなけやき』(絵・広野多珂子/鈴木出版)、
『はやくちまちしょうてんがい はやくちはやあるきたいかい』(絵・内田かずひろ/偕成社)、
『ふたごのたこたこウィンナー』(絵・西村敏雄/ひさかたチャイルド)ほか多数。
絵/庄野 ナホコ (しょうの なおこ)
イラストレーター。独特の画風が人気で、
BRUTUSなど雑誌の表紙や、
江國香織など人気作家作品の装画も手がける。
自身初の絵本『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』(講談社 2014年)は、
大好きな猫の物語。
読んだ感想
本を開いてすぐ、
「これが全て作り話だと
言い切れるだろうか?」
という衝撃的な言葉から始まります。
自分の容姿に自信を持っている
ライオンが主人公で
お話が始まります。


でもこのころ、街の広場では
別のライオンが王様の候補に
上がっていました。
金のライオンがとった行動とは?
噂話などで苦しくなった経験はないですか?
大人であれば一度くらいは
こういう人と
出会った経験があるのでは
ないでしょうか?
私は学生時代から結構ありました。
自分をよく見せるために
相手を下げる噂。
相手を1人ぼっちにさせるための嘘。
苦しめられました……。
今となっては
そんな噂で離れた人は
友達じゃなかったんだ、
と思えるのですが
あの頃はキツかったです。
ここに出てくる銀のライオンさんは
とても心が広く、強いなと
憧れます。
根も葉もない噂の広がりに
林木林『二番目の悪者』より
銀のライオンは、ただ苦笑いしただけで
何も言わなかった。
誤解はいつか必ずとけると思っていたからだ。
一部始終を見ていたのは、
空にうかぶ真っ白い雲だけ。
「嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、
真実は、自らさがし求めなければ見つけられない」
雲は呟き流れていった。しかし、その声は誰にも届かなかった。
情報に振り回されず、きちんと考えてから行動する
私たち世代は、デジタルリテラシー
(デジタル技術に関する知識を持ち、
それを適切に活用できる能力)を
学校で勉強しているわけではありません。
SNSでの情報発信におけるリスクなども
子どもに教えられるほど
知識があるわけではありません。
情報は本当にたくさんあり、
そのどれもを確認することなど到底難しいと思います。
だからこそ、
拡散していいものと
してはいけないものくらいは
判別できるようになりたいと思っています。
そして大事なことは
必ず別のツールで
別の角度から確認すること。
情報に振り回されず、
自分の頭で考えて判断することが
大事だと思います。
大人にこそ読んでほしい
絵本ですが、小学校高学年以上でないと
お話の深さがわからないと思います。
大人にこそ読んでほしいと思います。
仕事場での井戸端会議、
ご近所さんとのうわさ話、
園や学校でのお付き合いがあるママ、
色々な噂話を聞くことありますよね。
それをそのまま誰かに伝えたりしていませんか?
本当のことなのか確認もせず、
「おもしろい話だから」
「話すことで盛り上がるから」
などとその場の雰囲気に
のみこまれていませんか?
「善意でやったのに」
「良かれと思ってしたのに」は、
後から後悔することになるかもしれません。
『二番目の悪者』を読んだあとの声かけ例
題名にある『二番目の悪者』って誰だと思う?
クラスでも噂話とかあるでしょ?
〇○は嫌な思いをしていない?
周りで嫌な思いをしてそうな子はいないかな?
『二番目の悪者』はこんな人におすすめ
〇小学校高学年~ 大人にもぜひ!
〇噂話が好き
〇嘘の情報に苦しんだことがある
〇SNSなどの情報の扱い方を学ばせたい

この本を読むと、
自分が知らないうちに
もしかしたら
二番目の悪者になっていたかもしれないと
気づけるきっかけになるかもしれません。
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
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