折原みと『地球ー「箱舟の惑星」ー』を読んだ感想

10歳~12歳のあなたへ
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こひめ
こひめ

私が小学5年生の少女の時に読んだ本です。家に持っていました。
偶然折原みとさんの名前を小学校の参観の時に見かけ、
懐かしくなって図書館で検索してみたら見つけました。

この本の題名の読み方は『アース「はこぶねのほし」』です。

小学校高学年、中学生、高校生におすすめです。

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こひめのグッときたベストポイント!

 プロローグ

地球アース”ーーーーー
この星に生まれたことを、僕は誇りに思う。

暗い宇宙に、青く輝く一粒の生命いのち
この星は、希望の惑星ほし
願いを乗せた、”箱舟はこぶね”なのだ。


地球アース”ーーーーー

この星に生まれたことを、 僕は、誇りに思う。

スバル・タカシロ著 『箱舟の惑星』から

『地球ー「箱舟の惑星」』折原みと プロローグより

今回はいつもと順番を変えて、グッときたベストポイントが最初です。

なぜかというと、この部分が、私がこの本が大好きになり、
暗記までしていた部分だからです。

あれから約30年が経とうとしていても、この本を開いたとたん、
バーっと思い出しました。

あらすじ

あたし、桐島りお。15歳の高校生……というのは仮の姿。

本当のあたしは、
10万年前、地球から遠く離れた星で死んだ女の子、リーア・サッシュ。

ある重大な“任務”のために、桐島りおの身体をかりてよみがえったあたしは、
科学者志望のおかしな男の子、高城昂と出会って……。

“地球(アース)”――。
この惑星(ほし)には、どんな“希望”が眠っているのかしら……?

『地球ー「箱舟の惑星」』折原みと より


10万年前、「今の地球」よりもはるかに文明・科学が発展している惑星で育ったリーア・サッシュ。

しかし、そんな科学の発展で「核戦争」が起き、自然破壊も進んで、
その惑星に住んでいられなくなります。

惑星が滅ぶ前に、探査機が見つけ出した「今の地球」。
この地球に生き延びた人たちを移住させる計画を立てたのです。

だから「今の地球」に住む人たちは
リーア・サッシュが住んでいた惑星の人たちの子孫であり、
今の長い歴史が作られてきたのです。

けれどもこの「今の地球」がリーアが住んでいた惑星と
同じ未来を歩みつつある・・・・・。
同じ未来を歩むことだけは、どうしても避けたい。


リーアは「今の地球」に住む人類が、
これからも生きていく価値があるのかを
調査するべく送り込まれた、今でいう「AI」頭脳です。

リーアが地球上で今を生きる人間の”精神こころ”の中に、
自分の利益のためだけに使う「核」などというバカな未来を考えず、
今ある自然を大切に守るような未来への希望を
見つけることができなければ、

人類を滅亡させるウイルスをバラまき、
全人類を滅亡させ、傷ついた自然を長い時間をかけて戻し、
リーアたちが生きるために奪ってしまった地球を
青く美しい本来のあるべき姿に戻すーーーーーー。

そのために1か月間、地球で生きる人間たちのこころについて
調査することを任命されたAI頭脳、
リーア・サッシュの物語です。

著者について

折原 みと

1月27日生まれ。 みずがめ座B型。 

1985年、角川書店『ASUKA』で少女マンガ家デビュー。
1987年、ポプラ社刊『ときめき時代 つまさきだちの季節』で小説家デビュー。

以来、講談社、ポプラ社、実業之日本社などを中心に、マンガ、小説を多数出版。

著作は、2014年度現在、180冊以上にのぼる。

マンガ、小説にとどまらず、エッセイ、絵本、詩集、フォトエッセイ、料理レシピ本、CDなど、活動は幅広い。

 プライベートでは、2級小型船舶免許、ダイビングライセンスを持つ一方、
絶滅寸前の大和撫子をめざす和風フリーク。

茶道(裏千家)華道(草月流師範)日本舞踊(花柳流名取り)
琴(生田流)書道(準師範)居合い(無双直伝英心流初段)

着物好きが高じて、2003年、浴衣デザイナーデビュー。

さらに、最近はクラシックバレエ、ブラジリアン柔術も嗜むお稽古マニア。

 2004年〜2009年、長野県富士見高原で、
犬と入れるカフェ&ギャラリー『八ヶ岳わんこ物語』経営。

愛犬は、ゴールデンレトリバーの女の子、こりき。

 無類の焚き火好きで、湘南焚き火倶楽部、部長。
カリスマ焚き火スト目指してます!!(笑)

折原みとオフィシャルサイトより

読み終えた感想

この本は、一ノ姫(11歳)とニノ姫(9歳)が読みました。

ニノ姫は、最初は字の細かさとまだ恋愛ものには興味がわかなかったのか
読まないと言っていたのですが、お姉ちゃんが読んでいるのを見て
読み始めました。
けれども、ざーっと読んだ感じなので特に感想はなかったです。


対する一ノ姫は、

一ノ姫
一ノ姫

うう~よかった、よかったよぉ。

と、最後まで読んでボロボロと涙を流していました。

私、気持ちわかります。

SFの要素が入ったお話で、1993年7月に発行されているのですが、
30年経った今読んでも面白いと感じるし、宇宙のお話、地球での戦争や核のお話、
今も身近に感じる問題が書かれているので、
一ノ姫にとっては、わかりやすかったのだと思います。

ネタバレしそうで詳しく書けませんが、
文章も、女子高生がお話している風に書かれているので
とても読みやすいです。
若干、古い感じを受けるときはありますが・・・(私からすると懐かしい)。

小説にチャレンジしてみようかなという子や、
堅苦しい文章が苦手な子におすすめです。

こひめのひとりごと

折原みとさん、本当に大好きでした。
漫画も大好きで、この『地球ー「箱舟の惑星」ー」が発売されるまでの作品は
全て持っていたと思います。

でも自分が大きくなるにつれて、受験勉強なりで忙しくなり、
そうしているうちに
お名前をみることもなくなっていました。


それが、偶然姫たちの授業参観に行ったときに
折原みとさんの詩が掲示されているのをみて、
急に懐かしくなり図書館で検索してみたらまだ本があったので
予約してみました。

図書館から手元に届いたとき、
思い出がすべてフラッシュバックしました。

変わらない表紙の絵、
暗記していたプロローグ。
もう懐かしくて懐かしくて、バーッと読みました。


でもまさかあの頃の自分と同じ年になった娘が
同じ本を読んでくれるとは・・・。

すごく不思議な気持ちで、
でもとても幸せなことだなと思いました。

本はこういうことも起きるんですよね。
やっぱり本って素敵です。


そしてがぜん折原みとさんに興味を抱いた一ノ姫は

一ノ姫
一ノ姫

折原みとさんの本、もっとないの?
もっと読みたいから予約して!

と頼んできました。


そして今、こちらのシリーズを読み始めました。

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おすすめ

このシリーズは長く続いていくのですが、
果たして受験勉強と並行してよめるのか?

母としては今、少し不安があります。

けれどもこのような昔の本を読めるようにしてくれている
図書館にも感謝です。
私たちも大切に読んで、返却いたします。

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