【中学生・高校生におすすめの本】長谷川まりる『杉森くんを殺すには』を読んだ感想

2026年 中学受験
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なんて衝撃的なタイトルなのだろうと
思いました。

この本は四谷大塚が発行している教育情報誌
『Dream Navi』で紹介されている本です。

〇中学生

〇高校生

〇中学受験生


におすすめの本です。

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進学くらぶ生には毎月送られてくる雑誌『Dream Navi』

進学くらぶを続けていると毎月、
四谷大塚が発行している教育情報誌
『Dream Navi』が送付されてきます。

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おすすめ


発売から1ヶ月遅れにはなりますが、
私は毎月あるページ
楽しみにしています。

私立麻布中学・高校の
国語科教諭(現代文)
中島 克治先生が
テーマに合わせた本を
紹介してくれる

「アタマとココロを育てる
子どもの本の森」という
特集。


低学年向け・高学年向けに
それぞれ数冊ずつ
紹介してくれます。

今回は第110回
「複雑な感情と向き合ってみよう」
でした。

その中で、
高学年向けにおすすめされていて
私も読んで面白かった
『杉森くんを殺すには』
おすすめします。

進学くらぶについて詳しくはこちら
中島克治先生の著書です

あらすじ  2023年9月24日発行

――「杉森くんを殺すことにしたの」

高校1年生のヒロは、一大決心をして
兄のミトさんに電話をかけた。

ヒロは友人の杉森くんを
殺すことにしたのだ。

そんなヒロにミトさんは
「今のうちに
やりのこしたことをやっておくこと、
裁判所で理由を話すために、
どうして杉森くんを殺すことにしたのか、
きちんと言葉にしておくこと」
という2つの助言をする。

具体的な助言に納得したヒロは、
ミトさんからのアドバイスを
あますことなく実践していくことにするが……。

大切な人との関係性で
傷ついた心を、取りもどす物語。

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著者

長谷川 まりる

長野県生まれ、東京育ち。
「お絵かき禁止の国」で第59回講談社
児童文学新人賞佳作を受賞、
同作で講談社よりデビュー。

『かすみ川の人魚』(講談社)で第55回
日本児童文学者協会新人賞受賞。

その他の作品に『満天inサマラファーム』(講談社)、
『キノトリ/カナイ』(静山社)がある。


おさつ

イラストレーター。
装画を手がけた作品に
『がんばらないことをがんばるって決めた。』
(考えるOL 著/KADOKAWA)、
『ルビィ』(重松清 作/講談社)などがある。

読んだ感想

主人公である高校1年生のヒロは
第一章から
杉森くんを殺す理由 を
毎回挙げていきます。

そして最後の文は必ず、
なので、杉森くんはわたしに殺されても仕方ない。
でしめくくられます。


どんな結末なのか
想像がつかなかったのですが

とにかく題名に惹かれて
まず小5のニノ姫が読み始めました。

私はニノ姫から結末を聞いてしまってから
読んだ
のですが、

結末がわかってから読むと
また違った感じで読めるので
二度楽しめる本だと思います


テンポが良く、
話し言葉も面白くて
時々クスっと笑えます。


なんというか・・・・・・
ミステリー小説のような・・・・・・
なにか違和感を感じるような
話の流れで、
半分くらいまで読むと
「あぁ~そういうことね」と納得します。

そのあとは、まさに
「複雑な感情と向き合ってみよう」
という感じです。

詳しく話すと面白さがなくなってしまうので
ぜひ読んでほしい!とおすすめします。



ここから先はこの物語が
少しネタバレして
しまう箇所があります。

もしも、この本読んでみよう!と思ったら
ここでブログを閉じてください!

長谷川まりる『杉森くんを殺すには』はこんな人におすすめ

〇中学生

〇高校生

〇中学受験生

〇読書感想文の題材を探している


という方に読んでほしいおすすめの一冊です。


ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

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こひめのグッときた文章

「人って、変わるんだよ。ヒロぽん」
さみしそうに笑っていう。

「いくら仲良しの友だちでもね。いっていいことと悪いことはあるし。
それが何回もつづいたら、キレるし。
したら、それ以降は仲良しにもどれないし」

「でも、でもさ」
わたしはいう。なんとかしたくて。

「こういうのって、話せば解決したりするじゃん。
なんかのきっかけで・・・・・・」
「うーん。どうなんだろ。これってそういう話じゃない気がする」

良子さんはトイレの床のタイルをにらみつけながらいった。

「ケンカとか、すれちがいで仲が悪くなったんなら、
そりゃなんかのきっかけで仲直りすることもあるかもよ?

でもさ、
友だちでなくなるときって、
そういうんじゃないと思うんだよね。

日々の積み重ねっていうかさ。
だんだん、ふたりの共通の話題が
合わなくなってくとかさ。

いっしょにいても
もりあがらなくなっていったり。

相手の言葉が、いちいちカンに
さわるようになってって、
自分のなかの相手のイメージと現実が、
どんどんかけはなれていっちゃって・・・・・・
なんか、
相手の一挙手一投足が、
もう目ざわりになってくんだよ。」

長谷川まりる『杉森くんを殺すには』より

友だちが友だちでなくなる時って
本当にこんな感じだよなぁって思いました。

私は高校生の時に、
友だちに裏切られたことがあるので
気持ちを理解できました。

杉森くんが人間不信になってしまったのは、
まわりのせいでも、本人だけのせいでもない。

悪いことが奇跡的に重なって、
偶然が偶然を呼んで、
悪魔のからくり仕掛けみたいに
「人を信じられない考え方」が
カチャカチャと組みあがってしまったせいなんだ。

長谷川まりる『杉森くんを殺すには』より

自死遺族の会の会合に参加した時に、
この文章に似た言葉を聞きました。

「誰も何も悪くない、
ただただ
偶然が重なってしまっただけ。

(あの時こうしていれば、
あの時にこう言ってあげれば・・・・・・)
と、残された方は考えてしまうけれど、

もしそうできていたとしても
結果に変わりはなかったのかもしれない」と。

15歳でそんな複雑な感情を
持ち続けなければならなかったヒロが
こう考えたくもなることは
とても理解できます。

「こないだSNSで見かけた言葉なんだけどさ。
人って、一か所だけに執着してたら、依存なんだって。
わりとよくないことなんだって」

「でもね。いっぱい依存先もって、あちこちに相談できてたら、
それは自立っていうんだって」

「だから、さ。みんなで分け合ってこうね」

長谷川まりる『杉森くんを殺すには』より抜粋

ヒロはこれからも変わらず、
複雑な感情を持ち続けなければならないけれど

どうしようもなくなったときに
頼れる力を何個も手に入れられたことは
良かったと思います。

悲しみを半分こできる人はとても
大事だと思います。

そんな人に巡り合えて、希望が持てますように。

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この本には最後に臨床心理士の先生から解説が
書かれています。
この解説を読むことで
もっと詳しく物語がわかるので
ぜひ最後まで読んでみてください。

それではまた。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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