戦国姫シリーズ・
全20巻の第1巻です。
今巻は、
江姫、駒姫、千姫、
奈阿姫、甲斐姫、おつやの方、
濃姫、7人の姫のお話です。
〇歴史を勉強した
小学6年生以上
〇この7人の名前を
知っている
〇自分の心に正直に、
強く生きていきたいと
思っている
そんな方におすすめの一冊です。
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<私はこんな人です>
・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年
B型でひねくれものなので
発売されたばかりの
題名を聴いたことがある本よりも、
今現在は埋もれてしまっている
良い本を中心に
紹介したいと思っています。
幼い頃から本が
大好きだった私。
国語の成績はいつも
トップ層でした。
私立女子中に通う
中1長女(一の姫)、
2026年中学受験予定
小5次女(ニの姫)も本が大好き!
国語の成績だけは毎回
偏差値60を越えます。
読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、
購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。
あらすじ 裏表紙より
時は戦国時代。
時代の波にほんろうされながらも、
戦乱の世を果敢に生きた姫君たちがいた。
天下統一を目指す豊臣秀吉の
思惑により、
3人の武将の元に嫁いだ江姫。
徳川と豊臣の架け橋となるべく、
わずか7歳で豊臣秀頼に
嫁いだ千姫。
うつけ者とうわさされる
織田信長の元へ嫁いだ濃姫。
ほか、戦国時代を華麗に生きた、
7名の姫君たちの物語。
2012年3月発売
著者
作:藤咲あゆな
7月14日生まれ。
主なシリーズ作品に、『戦国姫』
『やさしい悪魔』(みらい文庫)、
『魔天使マテリアル』
『黒薔薇姫』(ポプラ社)などがある。
TVドラマやアニメの脚 本家と
しても活躍中。
絵:マルイノ
12月2日生まれ。『戦国姫』
『ちょーコワ!最凶怪談』(みらい文庫)
のイラストを担当するほか、
『季刊エス』(飛鳥新社)などで
イラストを発表する
新進気鋭のイラストレーター。
読んだ感想
20巻ある戦国姫シリーズの初刊です。
中学受験中にこの本と出会い、
勉強を優先させるために読むのを
中断していた一の姫。
めでたく中1になり、
この夏は『戦国姫』を読みまくっています。
<目次>
江姫・・・・・・戦国の世に咲いた大輪の花
駒姫・・・・・・無残な死を遂げた可憐な花
千姫・・・・・・東と西の間で揺れた哀の花
奈阿姫・・・・・・不幸な女たちを救い続けた清らかな花
甲斐姫・・・・・・東国に咲いた勇ましき花
おつやの方・・・・・・城を守ったがゆえに甥の信長に殺された悲運の花
濃姫・・・・・・戦国の英雄とともに歩んだ、しなやかな花
一の姫のお気に入りは「甲斐姫かいひめ」
甲斐姫は、成田氏長と
由良御前の間に産まれた姫です。
「男まさり」という言葉がぴったりだけど、
「東国一の美女」とも噂されるほど
美しくも育っていきました。
和歌よりも兵書、
香よりも武芸、
輿よりも馬・・・・・・というように
姫らしからぬ姫で、
頭もよく、
政にも的確に意見を言い、
馬術を身につけ、
剣や弓にも長けていました。
小田原攻めを開始した豊臣でしたが、
父・氏長は豊臣に対抗するために
兵を挙げた北条氏のもとに
向かうこととなり、
居城「忍城」は甲斐姫が
守ることになりました。
この戦国姫ー花の巻ーではこの
忍城での攻防が書かれています。
一の姫が「甲斐姫」に惚れた文章
「私がいる限り、この忍城は
藤咲あゆな『戦国姫ー花の巻ー』より
簡単には落ちぬぞ!」
勇敢な姫武者の登場に敵兵は押しやられ、
潮が引くように撤退していきました。
が、数日後ーーーー。
兵を立て直した豊臣勢はまた、
大軍で押しよせてきました。
甲斐はすぐに支度を整え、家臣たちを
率いて出陣しました。
すると、敵のなかからひとりの武将が
進みでてきて、高らかに口上を述べました。
「勇敢なる姫を、ぜひ我が妻にしたい。
生け捕りにしてくれようぞ!」
「・・・・・・フン」
冷笑を浮かべた甲斐は黙って弓を引き、
その武将ののどを射抜いてしまいました。
倒れ伏し、絶命した武将を前に、
敵兵たちは唖然としています。
「な、なんと・・・・・・。」
「あの距離でのどを射抜くとは・・・
・・・おそろしや」
一方、甲斐の家臣たちは
「わあっ!」とわき返りました。
「はっはっはっ、さすがは姫様じゃ!」
「並みの男じゃ、相手はつとまらんぞ!」
甲斐の活躍もあって、この日もまた
敵を退けることに成功しました。
「忍城」は小田原攻めで唯一、
落ちなかった城。
主君であった北条氏が敗れてしまったため
その後忍城は開城しますが、
その後甲斐姫は秀吉の側室となります。
家臣たちの言っていた通り、
並みの男ではなく、
天下を取った男の妻となりました。
甲斐姫、かっこいい!!
美貌と賢さと武術を兼ね備えた上に
度胸まであるとか素敵すぎる!!
と、大興奮でした。
わかりづらい歴史の背景についての説明が細かくわかりやすい
『戦国姫』は巻末に
用語集や年表、
参考文献などがついています。
物語ですが、
戦国の難しい背景や用語も
わかりづらいところは
各章ごとに簡単に説明がついています。
漢字にはすべてふりがなも
ふられています。
『戦国姫ー花の巻ー』はこんな人におすすめ
〇歴史を勉強した
小学6年生以上
〇この7人の姫の名前を
知っている
〇自分の心に正直に、
強く生きていきたいと
思っている
〇戦国時代が好き・興味がある
〇プリンセスが好き
この本を読んだあとはこんな風に聞いてみて!
どの姫の話が一番よかった?
それはなんでいいと思ったの?
うまく答えられなくても絶対に
怒らないでください。
大人は目次だけ見れば
どんなことがあった姫なのか
なんとなくわかります。
気に入った姫の名前くらいなら
出てくると思うので、
それが言えただけで
第一段階は「合格」です!
動画やゲームではなくて 本をリビングに!
本を読んだら
アウトプット(誰かと感想を話す)
をすることで、
読解力(どの場面が重要だったのか)や
発信力(どういったらわかりやすいかな?)
などの力が磨かれていきます。
これを大好きな家族と出来たら
お金もかからず、国語の成績も
伸びていくはず!
今日はどんな本を読んだの?
と聞くだけで、
子どもと会話もできるし、
どんなことに興味があって
どんな内容が好きなのかも
わかってきます。
本には様々な境遇の人の
気持ちが書かれています。
主人公に気持ちを寄せることで
多くの気持ちが学べます
(想像力を磨ける)。
短時間かもしれないけれど
子どもの目をみて
会話をして、
色んな人の気持ちのわかる
優しい子に育てませんか?
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
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