『古典を読んだら、悩みが消えた。世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内』安田登を読んだ感想【ネタバレ一部あり】

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なんでこの本を読もうと思ったのか

こひめ
こひめ

ネットで偶然見かけました。

時代が変わりながら長く読まれている古典が
今の時代の悩み解決になるのか、
知りたくなりました。

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<私はこんな人です>

・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSCの子育て中
・本好き歴 42年
・京都の短大卒
・読書記録 16年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年


人と違うことをしたいB型なので
発売されたばかりの本でなく、

今現在は埋もれてしまっている
良い本を中心に紹介したい

思っています。


図書館に置いてある本
(すぐ予約できる本)を
中心にご紹介しています。



私は幼い頃から本が大好きで、
国語の成績はいつも
トップ層でした。

私立女子中に通う
中2長女、

2026年中学受験予定
小6次女も本が大好き!

国語の成績だけは
偏差値60を毎回のテストで
越えます。


読んだ本すべてを購入したら
破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、

購入した本、
手元に残したいと思った本を
紹介しています。

あらすじ

現代の悩みを
解決するヒントを、
古典から学ぶ!

能楽師であり、

古典の解説者としても
人気の安田登さんによる
「あたらしい古典案内」。

古典というと、
「古いものだから」と
現代では役に立たないイメージを
持つ人もいるかもしれません。


でも実は、私たち現代人の悩みを
解決するためのヒントが
たくさんつまっています。


なかでも、
世の中にうまくなじめなかったり、
強気で生きられなかったり、
悩みやすくへこみやすかったり……。

こんな「生きづらさを感じている人」が
ラクになる教えが多いそうです。

そんな新しい切り口で、
「現代に役立つ古典の教え」を
解説している一冊です。

著者

安田登(やすだのぼる)

1956年の千葉県銚子市生まれ。

田舎の漁村で育ったようで、
本屋もないし、塾もない。

高校進学率40%を切ると
いう中学を卒業し、
高校に入学したそうです。

ワキ方(これについては本を読んでもらえればわかります)
の能楽師として活躍するかたわら、
甲骨文字、シュメール語、論語、聖書、
短歌、俳句などなど、
古今東西の「身体知」を駆使し
さまざまな活動を行っているそうです。

読んだ感想


本の最初が『古事記』から始まるので

こひめ
こひめ

ちょっとカタカナだらけで
読みにくいな



と感じたのですが、
そこを越えれば
なんとか読めました。


興味のある箇所だけを
読んでもよいかもしれません。


私は『平家物語』と『能』に
励まされました。

悪いやつほどうまくいく気がするなら……『平家物語』から学ぶ

『平家物語』は、生まれて初めて
勉強する古典のうちの1つです。

琵琶法師によって、
平家一門が滅んでいくさまを
描いた物語です。

「おごれる人も久しからず」


平家一門に属する人たちは、
平清盛のおかげで
みな出世をしました。

親の七光り、親族の七光りというやつです。

そういう奴、腹が立ちますね。

能力などはたいしてないのに、
いい地位には昇る。<中略>

そういう奴らが滅亡していくさまを
描いた物語ですから
人気があるのは当然です。

でも、世の中、
そうはうまくいかないこともあります。

悪い奴が滅ぶには時間がかかるからです。

10年、20年、あるいは
100年以上かかることもある。

だから「なんであんな悪い奴が
あんないい生活をしているんだ」
と思うこともあります。

それでも悪い奴はいつかは滅びる。

その思想がベースに流れているのが
『平家物語』なのです。

安田登『古典を読んだら、悩みが消えた。~世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内』より

「おごれる人も久しからず」は、
『平家物語』の重要なキーワードです。

漢字では
「驕り」と書きます。

似た言葉ですが、「誇り」は、
「自分が優れていると思う気持ちを
外に出すこと」をいいますが、

「驕り」はさらにそれを
当然だと思うこと
をいいます。

驕りを持った者は、必ず崩壊する、
それが『平家物語』の考えです。

でも、どんな人でもおごってしまう

人は満足できない生き物です。

どんなにお金を稼いでも、
高い地位についても、
やがては飽き足らなくなってしまう。

それが人間の性です。

平家の人々も、最初は上皇からの待遇を
「ありがたい」と思っていました。

が、それはやがて
「あたりまえ」になり、

「もっと」「もっと」と
要求がエスカレートしていく。

その「もっと」には際限ないので、
やがて相手が要求に応えられなくなる。

すると、最初は
「ありがたい」と思っていた相手から
「恨まれる」という、
めちゃくちゃな最後を迎えたりします。

でもこれが人間です。

私もあなたも、誰でも
「おごる」可能性は
あるのです。

今、良い思いをしている政治家や
お金持ち、
または詐欺などに加担して
良い思いをしていた人なども、
必ずいつかは衰えます。

反対に今、
大変な思いをしている人が
うかばれる日がくるかもしれない。

その時を、
ひたすら正直に誠実に、
驕らずに
一歩一歩、歩んでいきましょう。

何をやってもうまくいかない気がするなら……『能』から学ぶ

「男時おどき」と「女時めどき」を賢く使い分ける

この「男」・「女」は
性別の男女というよりは、
陰陽思想の男女です。

天地・男女に陰陽があるように
「時」にも陰陽がある、
世阿弥はそう考えました。

そして陽の時を「男時おどき」、
陰の時を「女時めどき」と名付けました。

安田登『古典を読んだら、悩みが消えた。~世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内』より

勝負をしていると、
必ずどちらかが勢いづくこと
ありますよね。

運が向いている時は「男時」。
勝神さまともいい、
何をやっても上手くいくとき。

反対に、することなすこと
なぜか上手くいかない時が
「女時(負神さま)」ということです。


大切なのは、
時の流れには
このふたつが

必ずあるということを知ること。


最近うまくいかないなと
感じる人は今、
「女時」なのかもしれません。

だからといってその時を
ないがしろにしてはいけません。

負神さまは「陰」の神様なので
「冬」の神様です。

日本語の「ふゆ」は
「経ゆ」でもあり
「増ゆ」でもあります。

必ず変化するから
「経ゆ」であり、そして
冬は部屋に閉じこもり、
枯渇したエネルギーを
蓄積する時季だから
「増ゆ」です。

冬は力を蓄える時なのです。

安田登『古典を読んだら、悩みが消えた。~世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内』より

何をしても
うまくいかないなと感じるときは、
蓄積の時と考えて、
ただひたすら、
今の自分に出来る
最大限のことをして
「女時(勝神さま)」が
くるのを待ちましょう。



「女時」は
一日で通りすぎることもあれば
数日、数年続くこともありますが、
必ず「男時」の波はやってきます。


心静かに、ゆったりと過ごし
「男時(勝神さま)」が
こちらに来たと思ったら、
とっておきの自信作を出しましょう。

「初心忘るべからず」


このもともとの意味も
この本で初めて知りました。

「初心」というのは、
自分自身の心にはさみを入れること

をいうそうで、

人は次のステージに行くときに、
過去の自分を切り捨てる、
それを忘れてはいけないという意味だそうです。


今までの自分のことはすべて忘れて
まっさらな気持ちで

新しいステージに向かおう
いう意味だと思います。


結構できない大人が、
多いですよね。

初心者なのに、
今までの経験を
ひけらかしてきたり、
なんか偉そうだったりする人
いますよね。


『初心忘るべからず』です!

『古典を読んだら、悩みが消えた。世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内』はこんな人におすすめ

〇古典は苦手だけれど
もう一度読んでみたい

〇性格の悪いやつほど

うまくやっている気がする

〇こいつ、いつか報いが

くればいいのにと
ひそかに思っている人がいる

〇何をやっても

うまくいかない気がする

〇新生活が不安だ

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私は古典が好きです。
本当は日本文学について、
もう一度大学で深く勉強したいくらい好きです。

こちらの本は『論語』から
『おくのほそ道』までの古典を
扱っています。


『論語』はおよそ2500年前に活躍した
孔子やその弟子たちの記録です。

『おくのほそ道』も
300年以上前のものです。

(そんな昔の本が令和の今、
何かに通用するのか?)と
思われるかもしれません。


けれども、
『歴史は繰り返す』とも言います。

私はこの本を読んで、
新しいことが学べましたし、
生きる勇気をもらえました。

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それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。

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