障がいについて学べる絵本・小説

19歳~学生卒業まで
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こひめ
こひめ

長期休みになると、
普段は行かない場所に
出かけたりしますよね。

そこで様々な人と出会うことが
あるかと思います。

今回は障がいのことを
学べる本を紹介します。


〇年長さん~大人まで

〇障がいをもつ人を見かけた、会った

〇子どもから「どうしてあの人〇○なの?」と
聞かれて困ったことがある


そんな方にぜひ読んでもらいたいです。

<私はこんな人です>

・HSP 内向型
・タイプの違う2人のHSC子育て中
・本好き歴 41年
・京都の短大卒
・読書記録 15年間
・小学校での絵本アドバイザー活動 2年


B型でひねくれものなので
発売されたばかりで
題名を聴いたことがある本よりも、

今現在は埋もれてしまっている
良い本を紹介したい

思っています。

図書館に置いてある本
(すぐ予約できる本)を
中心にご紹介しています。


★noteでは読書環境や勉強環境を
整えるおうち整理ポイントの
発信をしています。

毎週(月)くらいに
更新しています。kohime|note



★絵本の紹介などは
㈫㈬㈭に
インスタグラムで
発信しています。
https://www.instagram.com/kohime_bookshelf



私は幼い頃から本が大好きで、
国語の成績はいつも
トップ層でした。

私立女子中に通う
中2長女(いちひめ)、

2026年中学受験予定
小6次女(ひめ)も本が大好き!

国語の成績だけは
偏差値60を毎回のテストで
越えます。


読んだ本すべてを手に入れたら
確実に破産するので
ほぼ毎週
図書館通いの我が家ですが、

購入した本・手元に残したい
と思った本を
ブログ『読書きろくノート【こひめ家の本棚】』で
紹介しています。

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『みえるとかみえないとか』ヨシタケシンスケ/伊藤亜沙 アリス館

アリス館
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まずおすすめするのは、
『みえるとかみえないとか』です。


この絵本は『目の見えない人は
世界をどう見ているのか』(光文社)を
きっかけにヨシタケシンスケさんがストーリーを考え、
伊藤亜紗さんに相談しながたつくった絵本です。

私は身近に障がいがある人はいないので
子どもたちにもこの本を
早いうちから読ませていました。


主人公は日本でいえば「普通」の人。
目が見えて、耳が聞こえて
歩けて、話せる。


その人が宇宙船で旅をして
色々な星に向かいます。


それぞれの星では
それぞれの「あたりまえ」が
あって、それは日本では
「あたりまえ」ではない世界。


日本では「普通」の主人公が
それぞれの星に行くと、
めずらしいからだになってしまっていて

「不便だね~かわいそう。」
と気を遣われたりします。

からだのとくちょうやみためは
のりもののようなものだ。

「そののりものがとくいなこと」は
かならずあるけれど、
のりもののしゅるいをじぶんで
えらぶことはできない。

そのひとのほんとうのきもちや
くろうや したいことは、
やっぱりそののりものにずっとのってきた
そのひとにしかわからない。

ヨシタケシンスケ『みえるとかみえないとか』より


自分と違うから何も分かり合えないと
思うのではなく、
自分と同じところは必ずある。

それを時間がかかっても良いから
少しずつ探して、話してみよう。

自分と違うから恐れる、
排除する、攻撃する、のではなく
違うところをお互いに
出来うるところで尊重する。


これは障がいだけではなく、
多国籍の人も多くなってきた
からこそ、大切な考え方ではないかと
思います。

〇障がいに対しての考え方が変わる

〇目が見えない人の生活が少しわかる

〇自分が普通だと思っていても
大多数が変わってしまえば、
自分の方が少数派になると学べる

〇絵がカラフルで楽しい

〇おもしろい

アリス館
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『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』ナンシー・チャーニン/ジェズ・ツヤ/斉藤洋 光村教育図書

著:ナンシー チャーニン, イラスト:ジェズ ツヤ, 翻訳:斉藤 洋
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この本は、
平成29年度(2017年)
青少年読書感想文全国コンクール 
中学年の部の課題図書
選ばれていました。

今では当たり前になっている
「ストライク」「アウト」などの
審判のジェスチャーや
チーム内のサインを考案した、
聴覚障がいをもつ
メジャーリーガー、ウィリアム・ホイ
の伝記です。

少年時代からメジャーリーグで
活躍するまでを描いています。


今ではおなじみの
審判のジェスチャーや
選手・監督のサインなどは、
耳が聞こえなかったいち選手である
ウィリアムが考えたとは
知りませんでした。


今のように大画面で試合が観られる
わけではなかった時代、
確かに見てわかるジェスチャーは
観客席からもよくわかるし
とても役に立ったと思います。

この本を読んでから再度
高校野球を観ると
本当にジェスチャーの偉大さが
わかります。(私、高校野球ファンなのです)

〇野球が好き

〇伝記を簡単に読みたい

〇審判のジェスチャーに
大きな意味があるとは
知らなかった人


デフリンピックが2025年11月15日~日本で初開催!

2025年11月15~26日の12日間、
第25回夏季デフリンピックが
東京で行われます。

デフリンピック、知っていましたか?
恥ずかしながら私は知りませんでした。

それも仕方ないのかもしれません。

1924年にフランスのパリで第1回が
開催されていますが、今年は
100周年の記念すべき大会でありながら、
日本での開催は初めてなのです。

東京2025デフリンピック | TOKYO 2025 DEAFLYMPICS

デフリンピックとは、
デフ+オリンピックのこと。

デフ(Deaf)とは、英語で
「耳がきこえない」という意味です。

デフリンピックは国際的な
「きこえない・きこえにくい人の
ためのオリンピック」です。


国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、
4年毎に開催される
デフアスリートを対象とした
国際スポーツ大会です。


※パラリンピックとの違い※

〇パラリンピックは聴覚障がい以外の
身体障がい、知的障がいのある選手

〇歴史はデフリンピックの方が古い

聴覚障がいは見た目では
わからない方が多いと思います。


私も子ども達も
手話を覚えようと本を買ったり、
NHK講座を見たりしていたのですが、
なかなか覚えられません。

いつか継続して勉強を続けられたら
いいなと思っています。

学習まんが人物館 『レーナ・マリア』/小学館

子どもたちに
障がいの勉強で良かった本ある?
と聞いたところ、
この本をおすすめしてくれました。

レーナさんは生まれつき両腕がなく、
左脚が右脚の半分しかないなど、
重い障がいがありながらも、

3歳から水泳を始め、1988年には
ソウルパラリンピックに出場。

また、5歳から聖歌隊で歌い、
ストックホルム音楽大学を卒業し、
現在は歌手として活動されています。


私もこの本を読みましたが、
レーナさんのご両親の愛が
素晴らしすぎる。

親になったからこそわかる
偉大さです。

〇パラリンピックの選手の伝記

〇身体障がい



世界の伝記 コミック版『ルイ・ブライユ 』/ポプラ社

点字の基礎を考えた人です。

3歳のとき事故で失明した
ルイ・ブライユは、パリにある
目の見えない人たちの学校へ
通い始めます。

ある日一人の軍人が、
「さわって読む点の文字」を
持ってルイの学校にやってきました。

ルイはそれを、目の見えない人に
使いやすい文字にしようと、
研究を始めます。

私もこの本を読み初めて
知りました。

日本では1887年(明治20年)に、
教員の石川倉次(いしかわ くらじ)が
ブライユの点字を日本でも
使えるように研究を始めました。

〇視覚障がい

〇点字を考えた人

『さっちゃんのまほうのて』たばたせいいち/偕成社

著:たばた せいいち
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先天性四肢障害児父母の会という団体が
1985年に初版として出した絵本です。

さっちゃんの純真な心、
お母さんの複雑な心、
そしてお父さんの愛が
心に突き刺さりました。

先天性四肢欠損という障がいを
負って生まれたさっちゃん。

傷つきながらも右手の指がない
という障害を受けいれ、
力強く歩き始めます。




小学校1年生の時、
学校から帰ってきた次女から

ママ~、
ママは『さっちゃんのまほうのて』
って本、知ってる?


と聞かれました。

次女の教室に置いてあった本らしく、
休み時間に読んだらしいのです。

次女
次女

休み時間に途中まで読んだら
泣けてきちゃった

こひめ
こひめ

どんな話なの?

次女
次女

さっちゃんはどっちかの手の指がなくてね。
でもお母さんになるのが夢なのね。

それで幼稚園か保育園か
わかんないけど、
おままごとをして遊ぶ時に
いつもお母さん役をさせてくれなくて、
お友達とケンカになっちゃうのね。

そしたらお友達に
「さっちゃんはおかあさんになれないよ!
手がないお母さんなんてへん!」
って
言われちゃうんだよ。


こひめ
こひめ

えっ?!そんなこと言われちゃうの?

次女
次女

そうなんだよ!!
もうニの姫(次女のこと)
涙出てきちゃってさー

こひめ
こひめ

それひどくない?!
それで、さっちゃんどうしたの?

次女
次女

それでさっちゃんは
バッグももたないで
幼稚園を出て行っちゃうんだよ

こひめ
こひめ

ええっ?!それで?

次女
次女

……そこまでしか
今日は読めなかったんだよ

こひめ
こひめ

ええーーーーーーっ!!!

次女
次女

また明日
時間があったら読んでくるね!

こひめ
こひめ

うん、ちゃんと教えてね

私としてはすごく気になるところで
終わってしまって、
(後日次女はちゃんと結末は教えてくれましたが)
その後、図書館で予約しました(笑)


私としては冷たい言葉を言い放った
女の子がさっちゃんに
あやまっていないということに
憤慨しましたが……。

古い本だとわかる絵なので、
私も普段だったら
まず手にとってないと思います。

でも、次女のおかげで
とても素敵な本と
巡りあえました。

〇先天性四肢障がい

〇小学校1年生~おすすめ


『カラフル』阿部暁子/集英社

著:阿部暁子
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高校入学式の朝、荒谷伊澄は
駅のホームでひったくり犯を捕まえた。

その際に、犯人の前に出て
足止めをしようとしたのが、
車椅子に乗った少女だった。


その後の事情聴取で判明したのだが、
渡辺六花というその少女も、
伊澄と同じ高校の新入生だった。


弁が立ち気の強い六花に、
伊澄はヤな女だな、と
感じたのだが……?

夢を追い続けられなくなった少年と
少女の挫折と再生の恋物語!

くわしくは別のブログに書いています!

『カフネ』で2025年本屋大賞を
受賞された阿部暁子さんの
作品です。

笑えるし、泣かされるし、
障がい者が身近にいない人には
ハッとさせられる言葉が
たくさんあります。

〇車いすユーザー

〇健常者が何気なく発する言葉に気づける

〇中学受験生~大人まで
(特に高校1年生におすすめ)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

障がいがある人と聞かれたら
『ヘレンケラー』が有名ですが、
有名すぎるのであえて省いて
ご紹介しました。

自分の周りで実際に接する立場
にいなければ、
想像することもできません。

私も障がいに関しては
何もわかりません。

ですが、自分と違うから
避ける、省く、攻撃する、
笑う……とかは
絶対におかしいと思うのです。


身近にいなければ、
本に教えてもらえば良いのです。

いつ自分が少数派になるかも
わからない世の中です。

ぜひ色々な本を読み
感性を磨き、想像力を育て
心を育ててもらえたら
うれしいです。


それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。

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