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『あの花が咲く丘で、
君とまた出会えたら。』という小説を
知っていますか?
映画で知っている人も
小説で知っている人も
いるのではないでしょうか。
この本は、
小説『あの花が咲く丘で、
君とまた出会えたら。』
映画『あの花が咲く丘で、
君とまた出会えたら。』
小説『あの星が降る丘で、
君とまた出会いたい。』に
登場する人物たちの
その後の物語です。
〇小学校高学年
〇中学生
〇高校生
〇今恋をしている
〇今が幸せだと思えない
そんな方は読んだ後、
光が見えるかもしれません。
あらすじ
大ヒット『あの花が咲く丘で、
君とまた出会えたら。』待望の続編!
「もし、生まれかわれるなら--
今度こそ、君の側にいよう」『白昼夢-佐久間彰 』
「あなたと出会ったことで、私は変わった。
あなたの想いが、私を変えたんだ」『水鉄砲-加納百合 』
「千代ちゃん、どうか幸せになってくれ。
君は絶対に幸せになる」『三日月-石丸智志』
「いつかまた必ずお会いできると信じて、
ずうっと待っていたの。もう一度
あなたに会える日を…」『夏の空-中嶋千代』
人気登場人物たちの
”その後”が読める短編集。
それぞれの物語に号泣!
著者
汐見 夏衛
鹿児島県出身、愛知県在住。
2016年『あの花が咲く丘で、
君とまた出会えたら。』でデビュー。
2017年野いちご大賞を受賞した
『夜が明けたら、いちばんに
君に会いにいく』がシリーズ累計
20万部を超える大ヒットに。
ほか、著書多数(すべてスターツ出版刊)。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Anoter』を読んだ感想
上記の小説2作品と映画を観たあとで読むべき
この『Anoter』は、
上記2作品に出てくる人物たちの
その後の物語なので、
ぜひ先に読んでから
『Anoter』を読んでほしいです。
続編『あの星が降る丘で、
君とまた出会いたい』の感想ブログはこちらから
『Anoter』だけ読んでも楽しめますが、
やはり登場人物が
どんな人生を送ったのかが
わかってから、
読んだ方がより
感動できると思います。
毎日続く「当たり前」がすごく特別なことなのだとわかる
待ち合わせって幸せなことなんだなと思う。
汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Anoter』より
もう二度と会えないとしたら、待つことも
待たせることもできないのだから。
誰かを待つこと、
誰かを待たせること。
そこここで繰り返されているそれは、
待っていれば会えると分かっているからこそ
できることなのだ。
(中略)
この当たり前の幸せを、
決して失いたくない。
今、私と一緒に歩いてくれる人を、
決して失いたくない。
当たり前の幸せも、誰かと一緒に
生きることも、本当はいともたやすく
壊れ、奪われるものだと、
私は知っている。
だから、この幸せを大事に
抱きしめながら、
この幸せを守るために、
私は自分にできるかぎりの
ことをしたい。
このシリーズはとにかく
「戦争はしてはいけない」
「戦争で失うものは多く、
そのほとんどは国民が犠牲になる」
ということを一貫して伝えています。
引用の待ち合わせもそうですが、
「また明日ね」という言葉を
かけられなくなるんです。
卒業したりして
なかなか会えなくなる時も
「また明日ね」は言えなくなりますが、
これは特攻命令の日の前日、
「明日の今頃はもうこの世にいない」
から言えないんです。
知覧特攻平和会館
この本は短編集になっていて、
前作の登場人物たちの他にも、
現代を生きる中学生が
特攻資料館に見学にいき、
80年前には自分と
そう変わらない年齢の人たちが
戦いに行っていたという
事実を学びます。
私もそういった場所があるのか
知らなかったので調べてみました。
こちらの『知覧特攻平和会館』が
同じような場所だと思いました。
この知覧特攻平和会館は、
知覧特攻平和会館ホームページより 知覧特攻平和会館 | TOPページ
第二次世界大戦末期の沖縄戦において
特攻という人類史上類のない作戦で、
爆装した飛行機もろとも敵艦に
体当たり攻撃をした
陸軍特別攻撃隊員の遺品や
関係資料を展示しています。
<中略>
この地が出撃基地であったことから、
特攻戦死された隊員の当時の真の姿、
遺品、記録を後世に残し、
恒久の平和を祈念することが
基地住民の責務であろうと信じ、
ここに知覧特攻平和会館を
建設した次第であります。
なかなかすぐに行かれる場所では
ないので、こんな風にホームページで
観られるのはとても光栄です。
戦争関連の場所は高校の修学旅行で
長崎の原爆資料館に行きました。
HSP(その頃はHSC)の私には
辛すぎて辛すぎて、
途中で観られなくなってしまいました。
私は多分ここへ行っても同じように
なってしまうのかなと思うのですが、
原爆とは違う
「特攻作戦」という
国の無謀な作戦で亡くなったまだ若い
1036名の人生や想いを
未来へ繋いでくれている大切な場所
であると感じました。
私が感動したのは、「想い人ーーー中嶋千夏ーーー」
「死ぬときには、あの方が、
汐見夏衛『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another』より 抜粋
迎えに来てくれるような気がするの・・・・・・」
「ああ、早く会いたい。
いつかまた必ず、きっとお会いできると信じて、
ずうっとずうっと待っていたの。
もう一度あなたに会える日を・・・・・・」
「私ね、幸せだったわ。
好きなものを食べて、
好きなことをして、
好きなように生きた。
もうじゅうぶんよ・・・・・・」
「ねえ、もうじゅうぶんでしょう?
石丸さん」
「ね、私、がんばったでしょう?
幸せになったのよ。
あなたのいない世界で・・・・・・」
約束を果たして、
頑張り続けた千代さんの
言葉です。
このシリーズで書かれている
日本の状況は、
現代では想像すら、頑張らないと
できません。
でも現代だって、いつ事故や病気で
いなくなってしまうかわかりません。
命には限りがあって、
その終わりがいつ来るのかは
誰にもわからない。
それなのに、
伝えなくてはいけない言葉を
伝えなかったり、
逆に言ってはいけないことを
言ったままにしてしまったり・・・・・・。
幸せは人それぞれ違います。
けれど、このシリーズを読むと
戦争は本当にいけないことで、
今がどれだけ自由で、
幸せなのかがわかります。
”今が幸せだ”と思えない
思春期・反抗期の子どもたちに
ぜひ読んで、覚えていてほしいです。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。Another』はこんな人におすすめ
〇『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』と
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい』を読んだ
〇映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を観た
〇小学校高学年
〇中学生
〇高校生
〇今 幸せだなんて思えない
〇今 恋をしている
〇特攻隊について学びたい
それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
恐くない点が一番おすすめです!
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