【世界の料理に興味があるけど出かけられない人におすすめ】近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』を読んだ感想

19歳~学生卒業まで
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お気に入りのカフェはありますか?

私は全国展開をしている
コーヒーチェーン店しかありません。

世界の料理に興味はありますか?

私は『世界遺産』とか
『世界はほしいものであふれてる』などの
テレビ番組は大好きですが、
HSPで、飛行機とか無理なので
直接行きたいとはあまり思いません。


この本は、
世界を旅した店主がそこで食べた
美味しい料理を研究して
提供するカフェのお話です。

こんなお店が近くにあったら
ぜったい贔屓にしてしまう
居心地の良さそうなカフェで
起こるライトなミステリー小説です。

〇小説をあまり読んだことがない

〇カフェが好き

〇世界の料理に興味がある

〇HSPで怖いミステリー小説は読めない

〇30代・40代の女性


こんな方におすすめの一冊です。

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あらすじ 2017年4月23日発行

画像はAmazonホームページより

氷野照明に勤める奈良瑛子なら えいこ
近所で見つけたのは、
カフェ・ルーズという
小さな喫茶店。


そこを一人で
切り盛りしているのは、
かつての同僚・葛井円くずい まどかだった。

海外の珍しいメニューを提供する
素敵な空間をすっかり
気に入った瑛子は足しげく
通うように。


会社で起こる小さな事件、
日々の生活の中でもやもや
すること、そして店主の
円の秘密――

世界の食べ物たちが解決の
カギとなっていく。

著者

近藤 史恵(こんどうふみえ)

大阪府出身。
大阪芸術大学芸術学部
文芸学科を卒業後、
1993年『凍える島』で
第4回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。

2006年より、母校の大阪芸術大学
文芸学科客員准教授に就任。
2008年、『サクリファイス』で
第10回大藪春彦賞受賞。

大学時代、歌舞伎の研究をしており、
『ねむりねずみ』『桜姫』
『二人道成寺』など歌舞伎を
題材にした作品が多い。

ミステリ作家として知られているが、
恋愛小説やスポーツ小説、コーエーの
女性向け恋愛シミュレーションゲーム
「遙かなる時空の中で」の
ノベライズなども手がける。

読んだ感想

私は近藤史恵さんの本を初めて読みました

本の表紙はおしゃれな感じで素敵でした。
30代・40代の女性には
ささる言葉が多いと思います。



主人公は37歳、独身、1人住まい、
子どももいないし、恋人もいなく、

取り立てて美人でもなく、
趣味らしい趣味もない。

読書や映画は見るけれど
マニアと呼べるほどではない。

貯金もそれほどなく、
所属する部署の
独身女性の中では一番年長者。

それなりに幸せだけど、それでも
3日に1度くらいは不安になる・・・・・・。


こんな気持ちとても分かります。


この主人公が以前に
会社を辞めてしまった昔の後輩、
葛井円くずいまどかが開くカフェ
「カフェ・ルーズ」で
偶然出会うところから、
物語が始まります。

最終話も入れて10話。
HSPにぴったりの
怖くないミステリーが続きます。

そして何より美味しそうな
世界の料理。

どんなお料理なのか、
文章からも想像できますが、
私はネット検索して
写真を見ていました。

家のそばで
旅行に行った気持ちになれて、
居心地の良いカフェ。

こんな場所が近くにあったら
私も絶対常連さんになります!

やってみないとわからないことだらけ

「誰にもわからないから、みんなそのときに
自分がそうしたいようにするしか
ないんだと思う。



だから、ためさずに怖がらないで。
やってみないとわからないことだらけ
なんだから」

近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』鴛鴦ゆんよん茶のように より

未来は、予想できるようでできない。
でもだから怖がって踏み出せないのでは
もったない。

うまくいくかわからないから、
自分がしたいようにすればいい。

これは中学受験とかにも言えることだなと
思いました。

中学受験は良いとこ
親の意見が7割、
子どもの意見が3割くらいな気がします。
(いや、塾の意見5割、親3割、子2割かも。)

けれども私が尊敬する
中学受験のコンサルの方は、
「第一志望に迷ったら、
子どもの意見を通してあげてほしい」と
おっしゃっています。

私も同じ考えでした。

テストを受けるのは子どもで、
結果を受け止めるのも子どもです。

学校に通うのも子どもなんです。

6年間という長い時間、
親からみたら通学時間とか
カリキュラムとか
心配なことがあったとしても
通うのは子ども。

まだ12歳かもしれないけれど、
学校の情報を隠さずに
きちんとつたえてあげられれば
自分で判断はできるはずです。


それが結果的に間違った
判断になってしまったとしても、
自分が決断したことを
尊重してもらえたら、
子どもも
嬉しいと思うのです。


そのとき自分がそうしたいように
するしかない。
やってみないとわからない。

自分で「これが常識だ」と思っていることから離れてしまえば、常識でもなんでもないことに気づく

「自分が囚われてるものなんて、
小さなもので、
その枠から出てしまえば
常識だと言われているものが、
常識でもなんでもない
ってことに気づきました。」

<中略>

「自分が当たり前と思っているけど、
本当は苦しいこと。

自分が従わなくてはならないと
思い込んでいること、

全部、当たり前でも
なんでもなくて、
逃げ出してしまえば
縛られていたことが、
馬鹿馬鹿しくなってしまうようなこと
なんじゃないかって」

近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』思い出のバクラヴァ より

このお話はお菓子作りが
好きだったまどかが、
甘いものが好きではなかった
家族に作ったお菓子を
食べてもらうと
「甘い甘い」と言われ続けて、
お菓子作り自体が
嫌いになりそうになっていた矢先、

初めて海外旅行に行った先のトルコで
出会ったバクラヴァというお菓子が
ものすごく甘すぎてびっくりしたのに、

でもトルコの人たちは
それを美味しそうに
食べていて、
価値観が変わったというお話です。

よくも悪くも何かを始めたときの
最初の基準は
家族になってしまいます。

でもそれが世界のすべてではない。

当たり前だと思っているところから
勇気を出して一歩、
外に出てみれば新しい世界が
見えるかもしれない。


辛くて負けそうになるとき、
こんなことを毎日続けるのかと
嫌になったとき、

限界が来る前に少しだけ、
足を伸ばして違う世界を
見に行くことは
大事なのではないかと思います。

『ときどき旅に出るカフェ』はこんな方におすすめ

〇小説をあまり読んだことがない

〇カフェが好き

〇世界の料理に興味がある

〇HSPで怖いミステリー小説は読めない

〇30代・40代の女性


〇一歩踏み出す勇気がほしい

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それではまた。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。

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